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契約内容
まっしろだった書類の真ん中に、細かい文字がじわじわと浮かびだし、眼で追うネイブの心臓はおかしいほど騒がしくなる。
『 キラ種族 ホーリー・グローリー・ジャッカネイプス に対し、
約束を守れなかった ノーム種族 ディル・シンプソン が、
以下の条件で契約をむすび、これをもって
おのれの 罪 を、つぐないきよめ るに、あたる
―― 契約条件 ――
ひとつめ
従者となるディル・シンプソンの孫が女だった場合は、ノーム種族の婚姻を認められる歳になったときにすみやかに主人となるホーリー・グローリー・ジャッカネイプスと婚礼をあげること。
また、男だった場合は、ノーム種族の成人と認められる歳になったときに、すみやかに主人となるホーリー・グローリー・ジャッカネイプスの元へ奉公にあがること 』
「・・な、に・・?」
『 ふたつめ
この契約がすみやかに実行されない場合は、ディル・シンプソンおよび家族に最大級の呪いがかけられるのを肝にめいじておくこと 』
「・・・うそ・・」




