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ホーリー・グローリー・ジャッカネイプスのはなしをしよう 《小分け版》  作者: ぽすしち


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昔話のつづき



 なぜだか、先ほどの『契約』という言葉がネイブの心臓を騒がせていた。




「 ―― だから。・・帰るのは無理だ」

 アルルがすまなそうな表情を、かたむけた。




『どうして?』と、ネイブは聞けない。


  だって、――


 


     ――― あの子どもが・・おれのことをわらってる。





 なあネイブ、とひどく優しげな声で呼び、ホーリーは、嬉しそうに微笑む。



「《帰れない理由》を、優しいこのおれが教えてやる。 いいか?あの昔話には続きがある。 目の前でディークをやっつけたこのおれに、ディルは自分を従者にしてくれと頼んできた。おれは、嫌だった。 なにしろ《ディークの従者》を、手に入れたばっかりだったし、それになにより、見るからにやつは、仕事にむいてなさそうな性格だったからな。  願い事をかなえてやるから帰れといったのに、やつはしつこかった」


「・・・・」


「おれが、キラ種族の生き残りだというのを認めたとたん、おれの生活を知りたいなんてことをぬかしやがった。  結局、おれの許しは得ないまま、やつはおれのところに来るようになっちまった。望みどおり与えてやった役場の仕事を終えるとここにきて、城の中をすみからすみまでコソコソとさぐりまわった。 それだけでなく、勝手に食器だの色んなものを、持ち出した」


「・・なさけねえ・・」


 げっそりとした孫のひとことに、ホーリーが、ぎゃははは、と笑い膝をたたく。




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