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『炎を!!』
転がって落ちたディルが、どうにかツボまでたどりつくと、土からひっこぬいたそれの口を懸命に抜こうとするが、コルクではなく、ロウかなにか、固くつるりとしたもの出来ている栓は、すぐに抜けない。
まとわりついていた炎を払い、ディークの金色の目が、ディルをとらえた。
『 炎 を !! 』
ディルのお守りであるはずの炎が、命じられるままツボに飛びつき、いっきに栓が、どろり、と溶けた。
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―――― こうして、ディルは、ツボから出てきた『最後のキラ種族』に助けられ、願いをかなえてもらうことができましたとさ。
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