40/56
うそくせえ
とたんに、ツボがさらにさわぎはじめました。
『 悪さだあ?ざけんなこのバカ!このおれを、どこのアホな種族といっしょにしてんだ! おそれおおくも、もったいなくも、キラ種族最後の生き残りホーリーさまだぞ! どっかのバカに閉じ込められるなんて、そんな話あるか! 』
「キラ種族?んな、バカな。 おれが生まれる前に、とっくに滅んでるよ」
『 だから、生き残りだって言ってるだろ! いいか?もしおれをこれから出さなかったら、おまえに ―― 特別級の呪いを掛けてやる 』
「はいはい。じゃあ、さよなら」
『 まてええええいいいい!!わかった。 ――― では、こうしよう。ここからおれを出してくれたら、おまえの願いをかなえてやろう 』
「・・・うそくせえ・・・」
『 なんだと?おまえおれの、 』
どごおおおおんんん!!
と、いきなり何かが降ってきて、ディルのマントが破れました。




