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ホーリー・グローリー・ジャッカネイプスのはなしをしよう 《小分け版》  作者: ぽすしち


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36/56

なぜ起こした



「お、きる・・・」



 ―― じいさんの言ったとおり・・・・。





「起こしたんだ」


「!?な、なんてことを!」


「本人から聞いいたほうがいいだろう?」


「だからって、死者を!」



 涙目ですがるネイブを見下ろすアルルは眉をひそめた。




「 ホーリーは死んでなどいないし、さっき言った『キラ種族』の、しぶとい生き残りだ」


「・・・・・・へ?」




 棺の蓋が、上のほうだけ、ななめにずれた状態で止まっていた。




 まばたきもできないネイブが見つめるその箱の中から、うめくようなくぐもった声がもれ、低い声が恨めしげに響く。




         「 なぜ、起こした? 」




「ひいっっ!!」


「ここにいる客人が、おもしろいものを持ってきた」


「ぎゃあ!!ちがう!おれはべつに!いや、たしかにここの住人をさがしてきたんだけど、それは間違いでっ」


「間違いではない。あの書類を出して」


「いやいや、いいです!」





「うるせえガキだな。アルル、静かにさせろ」


 がたん、と棺の蓋が、いっきに動き、息を飲んだネイブはそのままアルルに抱きついた。



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