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ホーリー・グローリー・ジャッカネイプスのはなしをしよう 《小分け版》  作者: ぽすしち


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ずれる蓋



「手をかける?・・・この中身に?わたしが?」


「だって、そういうことでしょう? この地下室に、そのホーリーなんとかっていう人がいる。そんで、着いた先にはこの通り、黒い棺が。って、またあけようとして!」


「いや、わたしは、」


「死者が眠るのを邪魔しちゃいけないって知らないのか? ちゃんとしっかり蓋をしないと、起きるかもしれないんだぞ!あんたがやっちゃったその人を、この中に・・・また開けた・・もお、いい加減にしろよ?」


さっき、きれいに閉じた蓋が、またしても動いている。



「ネイブ。わたしは、触っていないだろ?」


「・・・さわって・・?」




 言われてみれば、自分がしゃべっている間、男は両手を中途半端にあげたまま、動きもしなかった。



「・・・・・」ずれた蓋を、ゆっくりとじる。



 数秒で、それが、ずずず、と勝手に動いた。




「あ、・・あ、あ、」


「だから、わたしではない。ようやく、起きたんだろう」




       ずずずずず ずず  




 段々とずれてゆく蓋に、ネイブのじいさんの言葉がよみがえる。




  『 棺の蓋はきっちり蓋をして、絶対に動かすな。 守らんと、中身が、起きる  』







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