『キャスリング』
本日2話目です。
「・・・ウチのボスはどうした?」
テミスさんは低い声で魔族の女性に問いただした。
「この雑巾のことか?」
魔族の女性は空間に裂け目を作りそこからギルドマスターを取り出した。
「空間魔法か、厄介な・・・。」
「『隠月の剣舞』。」
テミスさんはいつの間にか、魔族の女性に攻撃を仕掛けた。
「おっと、危ない。」
のだが、かわされてしまった。
その際、魔族の女性はギルドマスターを離した。
「この人は返して貰う。」
テミスさんはギルドマスターを抱えてこちらに戻って来た。
「どう?」
「辛うじて生きておりますが・・・。」
「ヴァンプ、回復魔法を・・・。」
「ですが・・・。」
「マッスル、スケア、援護お願い。ノベル、逃げて。」
逃げてってどこに逃げれば・・・。
「2度も逃すわけなかろう?『11100011 10000001 10101000 11100011 10000010 10001010 11100011 10000001 10001011 11100011 10000001 10010100』」
魔族の言葉で何かの呪文を呟くと、私達は巨大な鳥籠に閉じ込められた。
「これで終わりだ。」
魔族の女性は私に向けて炎を発射した。
「いかん・・・。『キャスリング』。」
私とギルドマスターの位置が入れ替わった。
「ギルドマスター!」
ギルドマスターは私の代わりに炎を受けた。
そんな・・・私のせいだ・・・。




