月と狼と物書き
月と狼のメンバーは所謂、亜人と言われる人種で構成されており、それぞれが英雄と呼ばれてもおかしくない人達である。
「勇者様にコレでも出来たか?」
僧侶のヴァンプさんが小指を立てながらそう言った。
「やめんか!」
鳥人族のスケアさんは翼でヴァンプさんの頭を叩いた。
「アンタら何やってんだ?」
月と狼のリーダーであるテミスさんがやって来た。
テミスさん、お久しぶりです。
「ノベルじゃないか。久しぶり。」
テミスさんは私の頭を撫でた。
「勇者のアホはどうしたの?」
それは・・・。
テミスさん達『月と狼』の方々にパーティを抜けた事を話した。
「そう・・・お姉さんが勇者を倒すわ。」
「やめんか!」
スケアさんが、翼でテミスさんの頭を叩いた。
「痛い・・・ノベル、それより、ギルドマスターに会った?」
いいえ、まだです。
「今、物書きで、そこそこ戦える人を探してるみたいでね。ノベルなら大丈夫だと思う。」
何でそんな人を探してるんですか?
「さあ?」
「リーダー、オレでも覚えてる。ギルマス、冒険者の地位を確立したがってた。その為の活動に必要な人材探してる。」
筋肉隆々の男性がそう言った。
(この人誰?前は居なかった人だ。)
「そうだっけ?あ、コイツはマッスルね。エルフで戦士やってる。武器は弓だけ使えない、変わった奴。」
弓が使えないエルフって・・・。
「うちのメンバー変な奴しかいないでしょ。」
ヴァンプさんが苦笑いをしながらそう言った。
「そうだな。それよりも、今時間ある?」
ええ、ありますよ。
「それじゃ、行こうか。」
どこへ?
「ギルドマスターの所。」
私は困惑しながらテミスさん達とギルドマスターの所へ行くことになった。




