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月と狼と私3
「ちょっと、訳ありの子。」
「それで私達、メンバー皆が納得するとでも?」
まぁ、身元の解らないチンチクリンを置こうとは思わないよね。
「あのね・・・私達は皆、ぜん・・・おっと、これは言っちゃいけないやつだった。とにかく、その子の身元が判らないとウチには置けない。例えリーダーが良いって言っても!」
「そんなぁ・・・何で?」
「普段の行いですな。」
「仕方ない。」
スケアさん達はテミスさんを慰める事なく言い切った。
「見た所冒険者ではあるみたいだけど・・・。」
「・・・彼女は冒険者だよ。それで十分でしょ?」
「最低限の身分はあるみたいだね。それで、職業は?」
作家です。
「はぁ!?」
私が職業を告げると、クランハウス兼レストラン兼宿屋、『月と狼』に居た人達は皆大声で驚いた。




