解除方法を探す2
「封印の技や魔法は本来解除方法とセットの筈なんだが・・・。お主、どうやって封印したんだ?」
それは・・・。
バイオグラフィーの事を話しても大丈夫なのだろうか?
フェンリルを封印するのだから、本来は私みたいな初心者の冒険者が使う様な技では無いと思う。
「言いたく無いのなら仕方ない・・・。」
「手の内は話したくない冒険者もいますからな。」
今話さないと、解除方法の糸口は見つからないと思う。
「ノベル殿、封印の際に何か文字を書いていましたな?」
はい、“封”です。
「・・・それならば“解“でしょうか?」
カイ?
「古代文字の1つですよ。異界から持ち込まれた説もありますがね。」
どうやって書くんですか?
「こう、書くのですよ。四角の中に収める感じで。文字というより絵として覚えてしまった方が良いかもしれませんな。」
私はヴァンプさんから文字の形を教えて貰った。
そして、魔力を込めたペンで“解”と言う文字を書いて本にぶつけた。
すると、本は消滅しフェンリルが出現した。
「ギルドマスター殿!」
「落ち着け。今は昼だろ。」
フェンリルは女性の姿に変わった。
「あれ?ギルマス?」
テミスさんはギルドマスターを抱きしめた。




