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【完結済】人生に正解なんて存在しない  作者: 空腹の汐留
本章
12/45

9.忍び難きを忍び

うーん。

軽くしようと思うと、ポエムになる。

ごめんなさい.........。

僕の部屋にはテレビはない。


格安SIMのスマホと冷蔵庫

布団

小さなテーブル

小さなカラーボックス


それくらいしかない。


爺ちゃんの遺影に手を合わせ、今日の報告をする。


毎日、毎日、良くない報告ばかりだ。


ごめんね じーちゃん


今日は帰りに自転車のチェーンが外れちゃって、急いで修理した。


油まみれになり、茶色くなった手。


その手で財布を開くと残金512円。


どうしようと天を仰ぐ。


誰の声も聞こえてこない。



たった1日の1人の時間くらい耐えろよ大人達。

僕はずっと1人なんだぞ?


そう誰に向けているか分からない怒りをぶつけてみる。



よし 



よし



そう自分に言い聞かせ、もう一度タオルを結んだ。


スマホじゃなく、白紙にちゃんと遺書も書いた。



よし



よし



これで・・・



楽に・・・















やっぱりまた準備室の皆に会いたい。


そう思ってしまう。


涙の中に先輩たちの姿を思い浮かべる。



もう一回、明日スポーツドリンクのお礼をしに、学校に行こう。


僕はそう決めて、タオルの結びを解いた。


ざまぁはまだ先ですので、のんびりとお付き合いお願い致します。



※感想、本当にありがとうございます。皆様がどう思っているか分かると助かります。ぜひお願いいたします。評価、ブクマも合わせてお願いいたします

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