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第95話 『教育』の国、ベルディア王国

今回から第8章の始まりでございます!!第1話のタイトルからしてもう既に章のタイトルに少し違和感を感じるかもしれませんが…おっと、これ以上は今回の話を見て確認してください!!


それでは、第8章、スタートです!!

「よいしょっと…着いたか…。」


グレムは馬車を降りて言う、エルとルリがそれに続いて降りてきた。グレムはエルに聞く。


「エル、今回来たこの国、ベルディア王国には何か主となるものがあったりするのか?」


「はい!!ベルディア王国は唯一、()()()()()を行う施設が設置されています!!その為か、この国出身の人は他の国での政治や経済面で大活躍しているとか…ただ…()()()()1()()あるのですが……」


エルはそこで話すのを止めた、グレムが不思議に思って聞く。


「『あともう1つ』?なんだ?何か良くない事でもこの国にあるのか?」


「実は……この国には大悪魔、()()()が長年封印されています。それはあまり知られないようにしているらしいのですが……。」


「な〜んだ()()()()か、心配するな。それに、()()()()()()()、よし、行くぞ。」


そう言ってグレムはベルディア王国の門へと歩いていく、エルがすかさず言葉をかけながらご主人様を追いかける。


「え!?ご主人様!!今なんて言いました!?ちょっと待ってくださいよ!!」


ルリも、さっきのグレムの言葉に不思議そうに思いながらも、ご主人様の元へと付いていった。





門を通ると…なんと言えばいいのだろう、今までに見たことの無い景色が拡がっていた。


()()?いや、とんでもない、ここは()()()()と言うべきだ。それほどまでにありとあらゆる物が新しいもので出来ていて、かなり機械化が進んでいる。


見たことの無い形の街灯、見たことの無い形の建物、そして、この未来都市の中央には大きな穴が空いていて、地下が見えるようになっていた。その地下は、()()になっているようだ。そして、その地下を青い光で照らしている、全く新しい考え方だ。


グレムたちは予想を大幅に超えた町並みが広がっているのに全員目を奪われていた。そうやって、周りを見渡しながら歩いていると、グレムは前から走ってきている人に気づかず、ぶつかってしまった。


ドンッ!


「ああっ!!」


バサバサバサバサ…と多くの本が散らばる、どうやら、本を持っていた女の子にぶつかってしまったようだ、グレムはすぐに謝る。


「ああ!ごめん、ごめんよ。怪我は無いかい?」


そう言いながらグレムはその女の子の物と思われる散らばった本を集める、すかさず、エルとルリもその本を集める。


「もう!ちゃんと前を見て歩いてくださいよね!!」


その女の子にそう言われる、グレムは「そっちも見てなかっただろう」と思いながらも謝る。


「ごめんな、初めてのベルディア王国に見とれちゃって…。」


そう言いながらグレムは顔を上げ、その女の子を見た、その子は、冗談抜きでめちゃくちゃ可愛い黒髪ロングの学帽だろうものを被った女の子だった、グレムは少しあまりの可愛さに見とれる。


「何よ!私の顔にでも何かついているの!?」


その女の子の言葉でグレムは我に返った。


「ああ、ごめんごめん。君が可愛くて見とれちゃって…。」


「かっかわっ!?……ふんっ!ま、まぁお礼を言っておいてやるわ!あ、ありがとう……。」


子供って感じの反応が可愛いですね〜顔を赤くしているのもポイントが高い。あっ、ロリコンでは無いです、でもルリは好きです。


「じゃ、それじゃあね!!私、やる事があるから!」


「いや、待ってくれ。ぶつかってしまったお詫びとして『それ』、手伝わせてくれ。1人じゃその量は疲れるだろう。」


グレムはそう言って、彼女が持っている本の山のほとんどを持つ、すると、彼女が言った。


「余計なお世話よ!!返して!!」


「さっきだって、あまりの本の多さに前が見えなくて俺にぶつかったんだろ?それに、可愛い女の子が困ってるんだ、放っておけない。」


「かっかわっ……わ、分かったわよ、そこまで言うなら手伝ってちょうだい。」


「ちなみに何処に持っていくんだ?」


「ギルドよ、何でも魔物の情報が必要だとかで。」


「ふ〜ん、魔物の情報の本ねぇ…お使いにしても、えらいもの任されたな。子供なら知らなくてもいい要素ばっかりだ、魔物だのギルドだの。」


「あんまり気にしないで、こっちにはこっちの事情ってものがあるの。」


「大変だな…こんな美少女に任せたらいくら治安が良くても少し危ないだろ。」


「美しょっ…!!……あ、あまりお世辞を言わないで、さすがにしつこいわ。」


「いや本当に可愛いし、美人だと思うぞ。なんならそこら辺の男だったらすぐ付いてくるくらいの。」


「…………。」


彼女はその言葉に顔を赤くして黙った、グレムは後ろにいるエルとルリに声をかける。


「2人とも!!どうやらこの子、ギルドに行くらしいからついでに案内してもらおう!!」


「あっ、はーい!!分かりました!!……ルリちゃん…またやってますよ…。」


エルは返事をした後、ルリに小声で話しかける、すかさずルリは言葉を返す。


「今回は…お詫びだから…大目に見よう…それに…あれが…あれこそがご主人様の素…変えたくない…。」


エルはそのルリの言葉を聞き、「しょうがないか」という顔をして、グレムたちに付いていった。





数分後…ギルドと思われる、大きな四角い建物に着いた、屋根が上から覆いかぶさっているようではなく、そもそもその建物の一部になっている。こんな建物の作り方はここが初めてだ。そこに着いたその少女は言う。


「ギルドはここよ…あなたたち…ここに用があるって事は冒険者なの?」


「ああ、まぁそうだな、一応冒険者をやってる。」


「ふーん、どんなに低いランクなのか見てやろうじゃないの。」


「あはは…見た時あんまり驚かないで欲しいな…。」


その少女はそのグレムの言葉に少し疑問を抱いた。


ガチャ…


入口の扉も少し変わっている、ドアノブとは珍しい。


グレムたちは中へと入ると取り敢えずその少女の本の件を片付けようと少女に付いていった。


「よいしょっと…ここのカウンターでいいのか?」


「そのはずよ、お父さんが言ったのだから間違いないわ。」


そう話していると、ギルドの受付嬢がこっちに来ながら言った。


「ああ!!すいません、ここまでご苦労様です…。お嬢ちゃん、ありがとう。…多分この方たちも手伝って………」


受付嬢の目がグレムを見た途端止まった、これは…いつもの流れですね…はい…。


「グ、グ、グレム様!?どうしてこんな所に…しかもそれも、こんな書類を運ぶために…?」


少女はその受付嬢の対応に驚く、明らかに相手を敬っているような発言をしたからだ。


「いやぁ、こちらの不注意でこの子と少しぶつかってしまったので…お詫びに運んであげようとしただけですので…。」


「そ、そうですか…噂に聞く以上に優しい方ですね…。」


「こんな可愛い女の子が重い荷物を運んでいたら放っておけませんて。」


少女はその受付嬢とグレムのやり取りを見てポカンとしていた。明らかに受付嬢の態度に尊敬の色が見える。その時、グレムがふと言った。


「ああ、そうだ、このついでにいつも王国に来る際はギルドに話を通しておけと言われているので…。」


「ですよね!!ギルドカードをお貸しください、すぐに()()()()()()()をお呼びしますので!」


「はい、ではお願いします。」


そう言ってグレムが取りだしたのは、()()()()()のギルドカード、つまり、()()()()()()()()()を示すギルドカードだった。それを見て、少女はあまりの驚きに、絶句した。





グレムたちは、ギルドマスターとの話を終えて、ギルドを出てきた、少女も一緒に。


その少女は、グレムたちに対するギルドマスターの対応にも、驚きを隠せなかった。





『私がこのベルディア王国のギルドマスターを務めています、キリエ・ラクーンと申します。素晴らしいほどの功績、そして、ギルドへの多大なる貢献など、非常にありがたく思っています。』


グレムはそのギルドマスターの対応に少し戸惑った。


『そう畏まらないでください、相手はただの冒険者ですよ?』


『いえ、貴方様にはこれくらいの対応が普通だと思われます。本当に…助かっているのです…、これくらいの言動をお許しください…。』


『分かりました……ですが、遠慮とかは要りませんからね?これから数日間この王国にいますので、困った事とかがあればすぐに言ってください、力になりますから。』


『ありがとう…ございます…。』


ギルドマスターはそのグレムの言葉に少し涙を流した。





「さーて、今日はもう夕方だし、宿を見つけるか〜。」


「そうですね!そうしましょう!!」


「ルリも…長時間馬車に揺られたから…疲れた…。」


その時、少女はグレムたちに向かって言った。


「ごめんなさい!!私、あなた方がそんなにもギルドにとっての重要人物とは知らなくて!!さらに…ダイアモンドランクにはとってはいけない態度を…」


言葉を続けようとすると、少女はグレムに頭を撫でられた。何故だろう、少し、安心する。グレムはそのまま言った。


「気にしないでいいんだよ、まだ子供だろう?フェニキライトだろうが、アダムアビスだろうが、ダイアモンドだろうが関係ない。子供にまで気を使わせるためにこのランクになったんじゃない。俺らは、皆を守るためにこのランクになったんだ。だから、気にしないで、元の口調に戻していいぞ。何より、君はそっちの方が可愛げあるしな。」


そうグレムが言うと、頭を撫でていた手を少女は払い除けてこちらに背中を向けて言った。


「ふんっ!子供扱いしないで!私ももう大人なのよ!頭を撫でられるなんて屈辱…最悪だったわ!」


「そうそう、それでいいんだよ。…そういえば君の名前聞いてなかったな、なんて言うんだ?」


グレムがそう言うと、彼女は振り向いて可愛い笑顔でこう言った。


「アラナ…アナスビア・アラナって言うわ!宜しくね!()()()()()さん♪」

どうでしたでしょうか?


次回からはグレムがまさかの理由で学園に!?一体何があったのか!?乞うご期待下さい!


それでは、また次回お会いしましょう!

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