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第53話 2人と一緒なら

これにて、第4章も完結となります!色々と前回に詰め込みすぎて今回は少し短めにはなっていますが、今までの総括といったようなシーンがあるので、是非最後まで見ていってください!


それでは、どうぞ!

グレムたちは今日、この国から旅立とうと朝から準備を進めていた。


「よし、荷物はこれでokかな?」


グレムがそう言うと、ルリがとてててと歩いてきて、言った。


「こっちも準備終わりました、ご主人様。いつでも行ける準備はできてます!」


「そうか、じゃあ、そろそろ行きますか…。2人とも…思い残したことはないな?」


『はい!』


エルとルリは同時に返事をした。





「もう…行ってしまわれるのですか…?私…まだ、何も恩返しできてません…。」


フェルト王女は馬車に乗り込もうとするグレムたちに言う。グレムは言う。


「そんな顔するな、俺たちは冒険者、また絶対に会える。約束だ。」


グレムは小指を差し出す、フェルトはすぐに自分の小指をグレムの小指と結んで言った。


「約束ですからね!会わなかったら、ドラゴンに焼き尽くしても〜らう!」


「マジですか…。」


グレムは少し怯えて俯く。その顔を覗き込むようにフェルトは見て、笑いながら言う。


「冗談ですよ!でも、約束は約束です!守ってくださいね!」


「ああ、勿論だ、女王陛下。」


「ああ、もう!その呼び方はやめて下さいって言ったじゃないですか!」


「次会うのは結構後になりそうだから言われた時の可愛い顔、目に焼き付けておこうと思って、すまんすまん。」


「可愛い…顔…ほんと、ずるいですね。グレム様は。」


「?何か言ったか?」


「いいえなんでもないです!それではいい旅を!」


「そっちも国作り、頑張れよ!」


グレムがそう言って馬車に乗り込むと、すぐに馬車は動き出した。フェルトは馬車が見えなくなるまで手を振った後、近くにいた兵士たちに言った。


「このご恩、決して忘れないように。いいですね?」


『はっ!!』


兵士は全員同時に返事をした。





「あ、そういえば忘れてました!!」


エルはそう言った瞬間に、グレムの顔を自分の方に向け、キスをする。……長い、あまりにも長い。少し苦しくなってきたところでエルは唇を離した。


「えへへ…これでご主人様パワー充電完了です。」


なんだその可愛いシステムは、毎回MAXにしてやろうか。と思っていると、ルリは「私も」というようにグレムの膝の上に乗り、立ち膝をしてグレムの頭を抱きしめながら唇を重ねてきた。!?かなり深い…深すぎる…!


「プハッ…ふふふ…ご主人様…顔が蕩けてるよ…?」


「いやだってそれはずるいわ。というかどこで覚えたそんなキスの仕方。」


「ふふふ…秘密…♪」


「何何!?ルリちゃんは何をしたのですか!?教えてくださいよ〜!!」


「だぁめ…♪これは私だけの特権…。」


「絶対解明してみます!…そういえば…次に行く目的地はなんていう国なんですか?」


「確か…他種族国家のセント王国…だったかな?」


「また面白くなりそうですね!楽しみです!」


エルの言葉を聞いて、グレムは思う。今までも色々あったが…全部いい思い出となっているな…記憶に焼き付くぐらい、素晴らしい冒険ができている。それも…この2人のおかげだ、本当に感謝しかないな…。


グレムは自分の心に秘めた想いをしっかりと確認しながら、次の冒険をまた楽しみにしていた。そして、確かに自分が存在していてもいい場所を見つけられていて少し、嬉し涙を流す。


「ご主人様?大丈夫ですか?」


エルに声をかけられて、グレムは涙を拭きながら言った。


「ああ、2()()()()()()()何があっても大丈夫だ!」


これは…居場所を無くした人間が、必死に自分の居場所を見つけ、それに縋るように自分自身の存在意義を探す物語ではない。


そんなことを思う必要は無い。なぜなら、もう自分には居場所がある、そして、信じられる素晴らしい仲間がいる。だからこれは、そんな悲しい物語ではない。


そう、これは、この素晴らしい仲間とーーー明るい未来を紡いでいく物語。

どうでしたでしょうか?


次回からは新たな第5章!どんな話になるか楽しみにしていてくださると嬉しいです!


それでは、また次回お会いしましょう!

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