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第108話 邪魔者

だいぶ遅くなってしまいました……皆様、お待たせ致しました。最近、忙しいことが多く、今までのように毎日投稿はかなり厳しくなるので、出来る限りはやってみますが、不定期投稿となります……気長に待って頂けると嬉しいです…。


すいません、初めから暗いムードで…

それでは、どうぞ!

【絶対に許さない……この我をコケにして戦っていたなんて…到底許せる行為ではない!!今度こそ捻り潰してやる!!お前のその仲間と一緒にな!!グレム!!!】


グレムはそのサタンの言葉を聞いてから話し出した。


「お前はなんも分かっちゃいないな、逆に、手加減されていたから勝てていたという事を。言っておくが、こっからは違うぞ?」


そうグレムは言ってから、ある魔術を唱えた。


「<<覚醒・参(アルドレッド・エギル)>>」


ドオオオオン!!!


凄まじいオーラが辺り一帯に衝撃を起こす、空気が揺れるのをサタンは感じた、そして、目の前にいるグレムが、さっきとは違う化け物に見えた。圧倒的な力の差を感じたからである。サタンは少し震えてしまう。


「じゃあ…始めようか、サタン。ここからが本当のーーーー」


その瞬間、グレムが消えた。サタンは周りを見渡すがどこにも奴の姿は見えない。と思っていると、上からとてつもない衝撃が走った。


バゴオオオオオォォォン!!!!


【グッッッガッッ!!!!】


サタンは結界の底に叩きつけられた。グレムはさっきの言葉に続けて言う。


「ーーーーー勝負だ。」


結界の底に叩きつけられたサタンは、すぐに立ち上がり、怒りながら魔法を唱える。


【ここまでコケにされて!!黙ってやられてやるとは思うなよ!!!<<暗黒の大竜巻(ダークネスハリケーン)>>!!!】


恐ろしいほどの大きさの黒い竜巻がこちらに向かって進んでくる。だがグレムは平然としている、そして言った。


「舐めるなよ、サタン。これが、7()0()%()の力だ。」


そう言って、グレムは自分からその大竜巻に突っ込んで、手を触れた、その瞬間…!!


ドヒュン!!!!


サタンが出した大竜巻は何も無かったかのように跡形もなく消え去った。サタンは驚いて声を出す。


【馬鹿な…一体何を……。】


グレムはニヤリと笑ってから言った。


「ゆっくりしてていいのか?こっちは3人だぞ?」


そうグレムが言った瞬間、サタンから見て右側から、稲妻のような光が走ってきた。


「<<神速の稲妻(ラピッド・トォオーノ)>>!!」


バアアアアアァァァン!!!!


【グワアアアアア!!!!】


それは、ルリだった。まるで雷が全身に走るような感覚をサタンは受ける。雷が落ちるような速さで近づかれたため、サタンは全く対応できなかった。その後に続けて…


「<光の精よ!その宇宙に輝くほどの眩い光を、今我の目の前の敵に与えたまえ>!!!」


「<<宇宙に瞬く聖なる光(コスモス・クエーサー)>>!!!」


そうエルが唱えると、サタンを中心として、白い光が広がっていった。


ギュオオオオオオオオォォォォ!!!!


【これは…光魔法……!?グワアアアァァァ!!!体が溶ける!!!グワアアアアアア!!!】


ピカアアアアアアアアァァァァ!!!と光るその白い光は、球状に広がっていき、サタンを包み込めるくらいの大きさになってから、一瞬で消え去った。


サタンはかなりのダメージを受けていた、光属性の魔法や魔術は、闇の自分には弱点とも言えるからである。


【ハァッ……ハァッ……ぐ……くそぉ……!!あまり我を………舐めるなああああああああぁぁぁ!!!!】


そうサタンが言うと、サタンの周囲に闇の魔力が拡散する。サタンはとてつもない闇の魔力を使い、恐ろしいほどの黒いオーラを纏った。それは、誰にも恐怖を与える、正に()()と言える姿であった。グレムは言う。


「2人とも…これから先は注意しろ…?あいつ…ありったけの力を自分に付与した…それなりにかなり強くなっている…先程のあいつとは違うと思え。」


『はい!!』


エルとルリは同時に返事をした、サタンは笑う。


【クックックッ……ア〜ハッハッハッハッ!!!!最高の気分だ!!!体から力が無尽蔵に溢れてくる……。これだ!!これを求めていたんだ……!!】


グレムたちはそのサタンを前にして構える、サタンは早速魔法を使ってきた。


【どれ……では試してみるか……この『力』を…、<<闇の隕石(ダーク・メテオライト)>>。】


サタンがそう唱えると、過去に、グレムが見たものとは比べ物にならないほどの大きさの闇の穴が何個もでき、その中からとてつもなく大きな隕石がいくつも落ちてきた。


エルとルリはその大きさと多さに思わず汗を流す。とても避けきれるとは思えないほどの隕石群だった。だが、エルとルリにグレムは言った。


「大丈夫だ……()()()()()()()。」


グレムはそう言った後、一瞬、消えた。そして、戻ってきた瞬間に、


バカアアアン!!!バカン!!!ドガアアアァァン!!!


サタンが出したとてつもなく大きな隕石は、全て粉々に弾け飛んだ、エルとルリは驚く。グレムは言う。


「行け、エル、ルリ。」


そう言われた瞬間に、ルリはニコッと笑い、雷のような速さでサタンの元へと向かった。そしてエルは詠唱を始めた。


「<天に召します神様よ…今この私の祈りに答え、邪悪なる敵から我らを守りたまえ>!!!」


「<<神の裁き(デウスジャッジメント)>>!!!」


そうエルが唱えた瞬間、空から一筋の光が見え、それがサタンに向かって降り注いだ。同時に、ルリもサタンに向かって短剣にバチバチッ!!と雷の魔力を込めながら斬りかかろうとしたその時、サタンは右腕をエルの<<神の裁き(デウスジャッジメント)>>に向けながら、魔法を唱えた。


【<<転換・闇(コンビアーラ・ダーク)>>、<<拡散する闇(ダークネス・バースト)>>。】


ドオオオオオオオォォォォン!!!


サタンがそう2つの魔法を唱えると、闇の魔力が拡散して、それにルリは吹き飛ばされる。


「きゃあ!!!」


そして、降り注いできたエルの<<神の裁き(デウスジャッジメント)>>に向けた右腕で、そのエルの光魔法を闇の魔力に変え、吸収し、サタンはその右腕をそのままエルの方に向けてまた魔法を唱えた。


【<<闇の暗黒線(ダーク・ラディウス)>>。】


ドンッッッ!!!


サタンの右腕から、凄まじいほどの闇の光線が放たれた、エルはそれに対して咄嗟に防御魔法を張る。


「<<天上の壁(ヘブンリーウォール)>>!!!」


エルの目の前には光の壁が出来る、そして、その闇の光線を受けた。


ギイイイイイイイイイイイィィィ!!!


その光の壁は出来る限り闇の光線に耐えているが、少し闇の光線に押されていた、すると、端から「ビキビキ」と音がなり、亀裂が入った次の瞬間…


バリィン!!!ドオオォォン!!!


「きゃっ!!!」


<<天上の壁(ヘブンリーウォール)>>は限界が来たのか、割れてしまい、その反動でエルは結界の壁まで吹き飛ばされた。そして、打ち付けられる。


「うぅ………。」


その様子を見て、サタンは笑いだした。


【クククッ……ハ〜ハッハッハッハッ!!!!馬鹿め!!我に敵うとでも思ったか!!!グレム!!貴様も馬鹿だな!!こんなにも弱い奴らに我の処理を任せるとは……無駄なことを!!お前が最初っから来ればよかったものを……実に滑稽だ!!!ハッハッハッハッハッハッハ!!!】


そうサタンが笑いながら言うと、グレムは話し出した。


「……()()…?…()()…?…()()…?そう言ったか?サタン…。」


サタンは今度は何を言い出すのかと笑いを堪えながらもグレムの言葉を聞く。


「そうか…お前は自分から他の悪魔と距離を取っていったからな…分からないか……()()なんて。」


サタンはグレムのその言葉にこう返した。


【『仲間』…?ああ、あの()()()()()か!!あんなものいらない、ただの足枷だ!!仲良くなればなるほど邪魔になる!!オマケに付き合っていい事も無い!!私にも分かっているさ!!お前にとっても、こいつらは()()()()()()()()()()()()だ!!お前も内心は邪魔だと思っているのだろう!?】


そのサタンの言葉を聞いて壁に打ち付けられた後のエルとルリは俯いた。確かに、自分たちはただの()()()だ。ご主人様が1人で戦った方がいいに決まっている。と2人は思った。その時、グレムは口を開いた。


「いいや?…サタン…お前はかなりの勘違いをしているようだ。俺は、この仲間たちに決して『邪魔』とは思っていない…。むしろ感謝をしているくらいだ、お前を倒すのにもな、サタン。やっぱりお前は分かっていないよ、仲間の()()()()()を、仲間の()()()を…。」


サタンはグレムが何を言っているのか理解できなかった、グレムは言葉を続ける。


「仲間の1人1人の行動には、必ず意味がある。この2人が戦ってくれたおかげで、俺はかなり楽にお前を倒すことが()()()よ…何故なら………」


そう言葉を続けようとしたグレムは消えた、サタンはすぐに周囲を警戒しようとするが……遅かった。


ズバアアアアアァァァァン!!!!


物凄い大きな力と、目に見えない速さでサタンは正面から斬られた、それは、間違いなく致命傷になるくらいの大きな傷をサタンの体に作った。グレムは斬られた反動で下へと落ちていくサタンに向かって言葉を続ける。


「何故なら……お前を()()()()()という大きな隙を、俺の為に作ってくれたのだから……。」


グレムはそう言った後、エルとルリに「グッジョブ」というように拳を握りしめ、親指を上に立てた。


2人は、笑顔でその様子を見ていた。

どうでしたでしょうか?


次回はあの彼女が復活!?それに驚くような展開も…?楽しみに待っていただければ嬉しいです!


それでは、また次回お会いしましょう!

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