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エホバの証人さんと私  作者: 温泉王子
3/5

楽園って何さ?

日付順に書き込みたいと言ったが、1年ぐらい前からのやり取りなのでほとんど覚えていない事に気がついた。


とりあえず、だいたいこのエホバの証人さんの話には毎回


・楽園に行ける

・聖書によると(聖書は信頼できる)

・キリストのおかげ

・サタンのせい


が出て来る。これで完結すると言ってもいい。


それらが信じられる事を前提に話を進められているので、何度かツッコミを入れた事がある。


今回は楽園に突っ込みを入れたときの事を書いていこうと思う。


まず、アダムとイブ(エホバの証人のお姉さんは「エヴァ」と呼ぶ)が楽園にいて、知恵の実を食べて追い出されたというのは有名な話。

話は逸れるが、この知恵の実はリンゴとは違うのか?聞いたところ、手元に資料が無いので調べてきますと言い、後日に「リンゴという記述はない」という返答をもらった。




「楽園、楽園」と言うけど、その楽園は行ったことも無ければ見た事もない。

イメージさえも湧かないのに、どうしてそれがあると信じられるの?

それはどういう所なの?という事をオブラートに包んで聞いてみた。




なんやかんやでいつか人類は楽園に行けるらしいのだが、その楽園では「人は労働する必要がなく、食べ物に困る事が無い」という話を受けて。


思わず「労働する必要がないのに食べ物に困らないって何?」と突っ込んだ。


楽園では食べ物に困ることはない。←これは分かる

人が労働する必要がない←これもわかる


でも、労働しないと、……要するに米は精米しないと、麦は轢かないと、ろくに食べられないよね?と。

その作業は労働ではないのか?と。

まずは、加工された食べ物が生えている光景を想像してみた。


ここにカマボコが生えています。

焼いた肉が生えています。

コーヒー(淹れ立て)が生えています。


うん、シュール。


「楽園では、パンや焼き魚が生えてくるんですか?これは私の想像なのですが、一日で生えてくる食べ物がそこら中に生えていたとしても、それはあくまで素材だと思うんですよね。」


これにはエホバの証人のお姉さんも同意。


「そうですね。木の実とか、そういうものが、困らないぐらい豊富に…」


「木の実が豊富なのはいいんですけど、パンとかご飯を食べたいじゃないですか。

で、その辺に麦が生えてるとするじゃないですか。麦を刈り取ったり、粉にしたり、捏ねて焼いたりするのは結構大変だと思うんですけど、これは労働に入らないんですか?」


と聞く。


するとエホバの証人のお姉さんは困ったように


「多分、そのあたりは趣味でやる人も出てくるんじゃないかと思うんですけど…。」


と言ったので


「じゃぁ、向かいの奥さんはパンを作るのが趣味。その右のお隣さんは味噌を作るのが趣味。そんな感じですか?」


と聞くと。


「そんな感じです。」


と答えた。




そんな感じなの?マジで?



想像してみた。


うちのお隣さんは魚釣りが趣味。逆のお隣さんは牛を育てるのが趣味で、屠殺も趣味。

向かいの左のお隣さんは豆腐を作るのが趣味で、裏のおじさんはみんなのゴミを集めて燃やすのが趣味。

私はみんなの皿を洗うのが趣味。


物を売るお店……は労働がないんだから無い。とすると物々交換?

みんなで持ち寄る?分け合う?


イメージは湧いたけど……ないわ……これは、ない。



正直、それが楽園だというのなら行きたくない。

普通に仕事して、好きな食品をお店で買って食べたい。


これが齟齬だというのなら、具体的にどうなるのか説明して欲しい。

また楽園に行く話しを掘り下げる機会があったら、私の楽園のイメージを大いに語ろうと思う。

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