おうち
おばあさんと話ができるようになった、ぴかりん!「ねぇおばあさん、今日はスープが食べたいな。」「ははは、ぴかりん作ってあげるから待ちなさい!」おばあさんはとっても優しい。生きてるおうちに、「ねぇちゃんとお掃除してる?さぼってない?」家は「あいよ」と言ってさぼりがちな掃除を始めた。すっーとゴミは、中心の穴に吸い込まれた。床もピカピカ。「おばあさん、料理無理しないでね。このレンジは、材料さえ入れたら作ってくれるんだから。」「ありがとよ。気分転換で作ってるんだ。あんまり調子が悪い時は使わせてもらうよ」家もおばあさんが転倒しないよう配慮してくれていた。おばあさんの買い物の時は浮かび上がりタクシー代わりだ。買い物が終わるまではコンパクトにおばあさんの鞄の中に入っている。「助かるよ!」おばあさんは家と仲良しになっていた。ぴかりんは、「おばあさん。この家はね、地球とは違うもっともっと進化した星から来たんだよ。」「そうなんだね。そりゃそうだ。こんなの見たことないよ。1人でも寂しくないよ。話をしてくれるし、買い物にも連れて行ってくれるんだからね。ありがとよ。ぴかりん。」おばあさんはとっても嬉しそうな笑顔になった。