幸せ
すっかり元気になったニャートスにぴかりんはほっとした。ぴかりんはおうちに話した。「良かったね。ニャートス元気になって。」おうちは、「そうだね。でも、ちょっとここからニャートスのアパートまで遠くなったね」「大丈夫だよ。少しだけでしょ」すると、家はニャートスのアパートの横の空き地に移動すると言い出した。「まってよ」すっーと浮き上がり、家はニャートスの隣の空き地に着地した。「ここなら、ニャートスの家とも隣だし、おばあさんの外出にも不便がない。少しの違いが大違いだよ。」ニコルおじさんからメッセージが届く。「僕が家に言っておいたんだ。その空き地は売りに出されていたから、ちょうどいいと思ってね。元の土地は、おばあさんの娘にやるといいよ。おばあさんの面倒も見ないくせに、文句ばっかりだからね。何も言わなくなるよ。それとね、君には世話になったから、すごく素敵なプレゼントがあるんだ。驚くよ!」おじさんの画面は突然消えた。2階から下へ降りていくと、おばあさんが「ぴかりん、お寿司ができたよ。食べるかい?」おばあさんは料理が得意でなんでも作る。「わーい!食べたい!」ぴかりんもおばあさんも驚いた。ぴかりんの言葉はおばあさんに通じていたのだ。「ぴかりん!なんてことなの!」ぴかりんはこれからおばあさんと沢山話ができると大喜びした。