いじめ
ぴかりんは中学生活を楽しんでいた。いつかは戻る猫の世界。ある少女が気になった。ぴかりんの席の斜め後ろの子。いつも、一人だった。男子が来ては「ブスッ」「キモい」酷い言葉を
投げていた。少女は下を向いて耐えていた。女子も彼女に声をかけなかった。ぴかりんはいじめられていると思った。少女は気の弱そうな大人しい女の子だった。授業が終わり、廊下に出た時にぴかりんは少女に声をかけた。まなみちゃん。彼女はぴかりんを拒否しなかった。「私といると嫌われるよ」と言った。ぴかりんは「大丈夫。あたしはどうせ猫なんだから」と笑った。まなみちゃんは冗談だと思ったようだ。まなみちゃんは、「あたし、ブスだから整形するの。親もお金を出してくれるって。」ぴかりんはびっくりした。「待って。まなみちゃん、まだ14才よ。」「でも、それでいじめられてるんだから。ブスじゃなくなれば、みんないじめなくなるわ」まなみちゃんは真剣だった。「いじめる方が悪いのよ。まなみちゃん負けないで!」そして、ぴかりんは「整形は待って。努力しよう。それでも駄目だったら整形でもすればいいじゃない?私に任せて!」ぴかりんは、とぴーるでまなみちゃんの輪郭に一番似合う髪型をチェックした。美容室に連れていき、ボサボサの頭を綺麗なボブにしてもらった。そして、毎朝、まなみちゃんとジョギングをすることにした。朝、迎えに行くと、眠そうな顔で出てきたが、1日も休まなかった。学校の帰り道は、プリクラを撮ったり、ショッピングしたり、とにかく笑った。3ヶ月もすると、まなみちゃんは、すっかり痩せてスマートになっていた。性格もぴかりんと遊ぶ事で明るくなった。髪型も変えたりおしゃれして、今や誰も彼女をブスとは言わなくなった。まなみちゃんはすごくかわいい女の子になっていたからだ。ぴかりんは言った「まなみちゃん、約束して。もしまなみちゃんみたいに、いじめにあってる子に出会っても、昔の自分を忘れないでほしいの。人を傷つけたり、バカにするような人間にだけはならないで。」




