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地球の危機
ニャートスは、ニコルおじさんの自宅でしっかり休んだ。しかし、つかの間の休養も終わりを告げる。ニコルおじさんは真剣な顔でニャートスとぴかりんに話をした。「いいかい。よく聞いてくれ。地球が内部から爆発する恐れが出てきたんだ。あんまりにも、戦争や環境破壊が深刻で、地球はもたない状態だ。」ぴかりんは「おばあさんはどうなるの?どうしたら、助かるの?」ニコルおじさんは「地球の中核にこれを差し込むんだ。」それは、カプセルで薬のような形をしていた。「これを地球の中核に?」「ああ、海からでいい。海中にロケットで、内部に打ち込むと次第にそのカプセルが中核に浸透する。それに、よって、地球の破壊はまぬがれるだろう。」ニャートスはぴかりんをおいて、一人で行ってしまった。「間に合うかしら?」ぴかりんの心配をよそに、ニャートスから連絡が入った。「今実行したよ。」ニコルおじさんは、「ニャートス良くやった。帰ってこい。経過観察だ。」と一言言った。




