怒り
三章 怒り
朝
昨日妹にみっちり勉強させられてすごく眠いがドアを壊されるのも嫌なので早起きした
「お兄ちゃん起きるの早いね寝ててよかったのに」
「ドア破壊されんのやだからな」
「お兄ちゃんが悪いんだよ鍵占めるから」
「うるせーお前が何すっかわかんねーからだよ」
そんな他愛もない会話をしていたらテレビから物騒な話が流れた
昨日の夕方××高校の女子生徒朝山香菜さんが殺されました
その後の言葉はもう聞こえなかった
そう殺された朝山香菜は委員長だった
そう、この朝山香菜は俺のことをわかってくれる人の中の一人だった
いつも優しくして気遣ってくれるすごくいいやつだっのに
何でこんなことになんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで
涙がでた、無意識に
「お兄ちゃん!どうしたの?えっ?」
「いや何でもない、ごちそうさま」
「お兄ちゃんのこってるよ?」
「いらない」
そう言っておれはさっさと準備をして速めに学校へ行った
「はぁー」
ため息しか出なかった、信頼できる人を失った
そして俺は思った
「ぜってー犯人見つけてやる!!」
俺は強張った拳をさらに握りしめた
今思えば委員長のこと好きだったのかもしれない
そんな言葉が頭を過った
が、そんな事考えている暇はない誰かの力が必要そう思った
まず宛にできる人を探した
「早苗は、ダメだなあんな脳筋野郎に何かできると思えんな」
だとしたらアイツかな………
俺は放課後妹を突っぱねてとある先輩を探しに行った
「おや?君はどうしたんだいこんなとこに来て」
それは宝田 鈴先輩であるこの人は学校で、妹と
一二を争う美人系先輩だ
その先輩に事件のことを話し協力をお願いした
「ふむいいだろう、だか君は犯人をみつけてどうしたい?」
考えていなかった見つけることで頭が一杯になっていた
だかすぐに答えが出たでもそれは
「それは、」
「それは?」
「今は言えません」
「はぁー」
「だめですか?」
「いや、いいだろうそれなりの事情があるのだろう?」
言えるはずがない、危うく勢いに任せていってしまうところだった
何故ならそれは復讐にしかならないからである
「だが、条件がある」
「なんですか?」
「それは………」
次回に続く………