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黙々・恋姫†無双  作者: TAPEt
黙々
30/54

拠点フェイズ5 張三姉妹黙

大変遅れてしまいました。

最後のはただのフラグです。そっとしてあげてください。


※お気に入り人の数が100を越えました。ありがとうございます。

私の名前は張梁。真名は人和。

私たちの歌を聞きながら集まった人たちが、大陸を轟かす大きな集団となって数ヶ月。

あまりの大きさで、下手して動くこともできずに、城一つに篭っていたところで、食料や飲む水もない状態でありました。

そんな中で私たちを攻めてきた曹操の部隊。私は前から考えていた通り、姉さんたちと一緒にここから逃げて最初からやり直そうと思っていました。


だけど…


「私は曹操さまの武将、楽進。大人しく付いて来たら悪いようにはしません」


どうやら私たちが犯した罪は、それほど軽いものではなかったみたいです。



<pf>



「あなたたちが張三姉妹?」


私たちが楽進という武将に捕まって連れて行かれた先には、この軍の大将らしき者がいました。

この人が、曹操……


「そ、そうよ!悪い?」


姉さん、今はそんなに偉そうにしてもいいところじゃないの。

下手したら、この場で私たちの口は胴体から離れるのよ!


「貴様!華琳さまに何と言う無礼な……」

「やめなさい、春蘭」


早速武将の中の一人が出てきようとしたが、曹操さんが止めたのでそのまま下がりました。

でも、どの道このままだと……


「あなたたちの……うん」


そこに、曹操の手を引っ張る一人の男の子がいた。


「……分かったわ。分かったからもうしつこく言わないの」


一瞬だけ、曹操さんがあの子に優しい声でそう言っていた。

……息子?


「ああ、あの子!」

「?ちーちゃん、どうしたの?」

「お姉ちゃん、あの子覚えてないの?ほら、私たちがまだただの芸人やってた時に」

「うーん…?……ああ、あの時、毎日私たちの歌を聞きに来てくれた子だね」

「♪!」『覚えててくれたの?』

「当たり前じゃない。あの時毎日私たちの歌を聞いてくれたのはあなただけだから」


ああ、そういえば、確かに陳留に居た時、子供一人が毎日私たちのところに来て歌を聞いてたっけ。

まさか曹操の息子さんだったとはね。


「秋蘭、一刀を連れて行って頂戴」

「御意、北郷」

「……」『じゃねぇ<<ノシ>>』


あの子は(一刀という名前のような)私たちに手を振って、他の武将と一緒に去ってしまいました。


「バイバーイ」


天和姉さんが暢気に手を振っていましたけど、といっても状況が変わるはずは……


「さて、一刀の追究もあったところだし、先ず明らかにしておくけれど、私たちは別にあなたたちを殺すつもりはないわ」


……え?



<pf>



その後、曹操さまが私たちに提案したのはこういう話でした。

私ちの歌を自分の治める地で自由に歌えるようにしてあげる。その代わり、私たちに自分たちの兵を集めることに使わせてもらるとのこと。

金銭的なところはできるだけ保証するという話だったので、こちらとしては断ることもできなかったからそのまま条件を受け入れてしまいました。


そういうわけで、私たちは陳留に事務所を作って、そこを拠点として活動することになりましたけど、


これはまだそんな具体的なことが決まる前の話です。



・・・


・・



「ねー、れんほーちゃん、お姉ちゃんお腹空いた」

「そうよ。そろそろどっかで点心食べよう」

「はい、はい」


こんなお姉さんたちだから、いつも私がしっかりしなければならない、と思っています。

実際、私が財布を握っているわけですから、仕方ないといったら仕方ないのですけど。


とにかく、あまり贅沢もできない状況なので、どっか易そうなところに行きたいところですけど、ここは一度通り過ぎたぐらいだし、そんなに詳しくは知らないわけで……


「……<<ふらふら>>」

「うん?ねえ、ねえ、ちーちゃん、あそこにいるのって」

「ああ、一刀ちゃんじゃない。やっほー、一刀ちゃん」

「……!」


先に天和姉さんが一刀のことを見つけてちぃ姉さんが呼ぶ声を聞いて一刀ちゃんはこっちに来ました。


て、て、て


「……」『おはよう』

「おはよー、一刀。元気だった?」

「(こくっ)」『どこ行くの?』

「ちぃたちは今から点心。そうだ。ねえ、人和ちゃん、一刀ちゃんにいい店教えてもらおうよ」


そうね…一刀ならここのことは詳しいでしょうから。


「そうね。一刀君。よかったら一緒に食べない?」

「………………(こくっ)」


何だか、すごく間を空いて肯定の意思を示して、一刀君は私たちの先に立って店に案内するのでした。



<pf>



『おばさん、おはよう』

「うん?ああ、御使い様じゃないかい、いらっしゃい」

「みつかい?何それ」

「彼は曹操軍で乱世を静めるという神託を得た天の御使いって名で通っているのよ」

「へー」


天和姉さんはあまり興味なさそうな返事をして、卓を一つ選んで座りました。


『シュウマイ二つと、麻婆豆腐と……』『お姉ちゃんたち特に食べないものある?』

「ちぃは杏仁豆腐にして」

「お姉ちゃんは、麻婆茄子」

『人和姉ちゃんは?』

「適当に決めて頂戴」


皆の返事を聞いて、一刀はまた振り向いて注文を続けました。

注文を終わらせた後、一刀ちゃんが私たちのところに来て座ったところ、天和姉さんが一刀に近づいては、


「ねぇ、一刀ってね、どうして言葉で言わないで文字で書いて話すの?」

「天和姉さん?!」


突然の失礼な質問に、一刀ちゃんの顔は一瞬固まったように見えましたけど、直ぐにいつもの顔になってちょっと苦笑しながら、


『昔ちょっと事故にあっちゃって、あの時の傷で喋れないんだって』

「そっか…」

「天和姉さん、あまり失礼になるようなことは言わないで頂戴。仮にもこの子は天の御使いだし、曹操さまも可愛がっている子だから私たち……」

「私たち…?」

「こうよ」


私は手で首をサッと斬るようにしました。

それを見たちぃ姉さんの顔から血が去っていきます。


「……」『大丈夫、華琳お姉ちゃんそんなことしないって言ったから』

「いや、そういう問題じゃなくてね…」

「??」


一刀がキョトンとした顔でこっちをみます。

……いや、こっちもあまり深く話さないようにしましょう。

あの時、曹操さまは私に言ったのです。


・・・


・・



「ああ、それと、さっきの子、一刀のことだけど、今回のあなたたちへの処遇はあの子の意見は別に関係はないわ。だけど……」

「??」

「もしあの子に何一つでも害をなすことをしたら……」

「!!」


すごい威圧……


「あなたたちのその首、この場で落ちなかったことを後悔させてあげましょう」


気絶しちゃいそうに頭の中がくらくらする中で、私はやっと頷きました。



・・


・・・


その時分かったのです。


この子は、

この子を敵に回すことは、曹操さま本人を敵に回すこと。

いや、それよりももっと恐ろしいことだって。


「はぁ♡、このしゅうまい美味しい!」

「♪」『ここのおばさんのシュウマイ美味しいよ。季衣お姉ちゃんもそう言ってた』

「ほんと?お姉ちゃんも食べさせて」

『はい、』

「あ~」

「って、お姉ちゃんずる~い。一刀ちゃん、ちぃにも食べさせてー」

「……」



はぁぁ……



<pf>



そんなこんなで、天和姉さんとちぃ姉さんはすっかり一刀君に馴染んで一緒にキャーキャーしながら点心を食べました。


「あー、美味しかった」

「うん、うん、すっごくおいしかったよ」


天和姉さんとちぃ姉さんは満足げな顔。


「……(じー)」


でも、姉さんたちの顔だけに集中していたら、ふと一刀君が私のことをじっと見ていることに気づきました。


「?どうしたの?」

「……」『ここの料理、口に合わなかった?』

「……え?」

『ずっと顔色がすぐれないから…あまり料理が気に入らなかったとかって』

「い、いえ、そんなことは……」

「……」『じゃあ、やっぱりボクがここにいるのが良くなかったのかな』


何でそうなるのよ。


「えー、そんなことないよ。お姉ちゃんは一刀のこと大好きだよー♡」

「そうよ。一刀ちゃんのこと嫌いなわけないじゃない」

「……」


そして、三人の視線が皆私に向います。

え?何?悪いのって私?


「そんなことはないわ。あなたには感謝してるつもりだし、あなたに不満を表せるような立場でもない」

「……」

「もう、人和ちゃんったらそんなに固くいわなくてもいいじゃない」

「姉さんたちがあまり親しすぎるのよ。いい?この子は曹操さまに一番寵愛をうけてる子なんだか、下手なことするとどんな目にあうか分からないのよ」

「うーん……そーなの?」

「……??」『何が?』

「……」


………

話が噛み合わないわね…



・・・


・・



<pf>


『お姉ちゃんたちって羨ましい』

「うん?どういうこと?」

『だって歌上手だから』

「あ…」


この子が私たちにこう近づくのってもしかして……


そうね。私たちには当たり前のような歌も、この子にとってはとても羨ましく見えるでしょうね。


「一刀は歌好き?」

『好き、お姉ちゃんたちの歌大好き』

「ほんと?」

「ふふーん、けど、一刀ちゃんが聞いてた昔の私たちの歌と今の私たちの歌じゃ段違いよ。あれから私たちも鍛えたんだから」

「……ぉぉ」

「聞きたい?聞きたい?」

「(こくっこくっ)」

「よーし、じゃあ、一刀のために頑張っちゃおうかな」


そうやって、お姉ちゃんたちは一刀の手を引っ張って先に走っていっちゃいました。


「ちょっと、どこに行くの?」

「ほーら、人和も早く!」


何をするつもりなのよ。


・・・


・・



「歌う?こんなところで…?」


天和姉さんとちぃ姉さんが来た場所は、私たちが陳留に居た時、毎日歌っていたあの場所でした。


「ほら、人和ちゃんも」

「あぁ……」


天和姉さんに手を引っ張られて、私はお姉ちゃんたちの側に立ちました。

私たちの前には一刀君が居て、すごくわくわくしてるような目でこちらを見ていました。


「それじゃあ、いくわよ」

「ほんとに、こんなところでするの?」


聞く人もないし、ちゃんとした舞台でもないのに?


「何言ってるのよ。昔はいつもこうだったじゃない」

「ちぃ姉さんは、こんなところで歌うの、嫌がってたじゃない」

「場所は…まあ嫌だけど、でも、一刀ちゃんが聞きたいのだったらいいかなぁって」

「そう、そう、どんなところでも、『たった一人でも』私たちの歌を楽しく聞いてくれる人がいたら、場所とかそんなの関係ないの」

「……」

「それじゃあ、いくよ」

「…ふぅ、しかたないわね」


私はため息をついて、位置に立ちました。


「一刀ちゃん、私たちの歌を聞いて」


そして、私たちの、観客一人の公演が始まりました。



♪♪


♪♪♪



<pf>


「「「♪舞い上がれ夢、蝶ひらり~♪」」」


………


沈黙。


そして、


パチ


パチパチ


パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ


気がついていたら、周りの街の全員が私たちに向って拍手をしていました。


「すごーい!すごい!」

「大した歌だね。どこの人たちだろう」

「新しく来た芸人か?すごいじゃないか。旅してないでここで毎日歌を聞かせてほしいくらいだよ」


こうしてみると、私たちが本当にあの時より成長したって実感するわね。


「御使いお兄ちゃん!あの人たち誰?」

「兄さん、兄さん、あの人の揮毫(サイン)もらって?」


一刀君の周りには、いつの間にか街の子供たちが集まって私たちについて聞いていました。


『本当にすごくなったね』

「だから言ったじゃない、前の私たちとは段違いだって」

「こんな路上で歌ったら大変なことになりかねないけどね」


下手したらまた黄巾党の時みたいに変なファンたちが絡まって……


「張角さまぁー!!」

「!!?」

「まさか、張角さまがこんなところに……」


あれは、黄巾党で残った人?


「誰?」

「良かったです。これで、これでまた天下を目指すことができます。まだあなた様たちを従う人は山ほど残っています。さあ、どうか俺たちと一緒に……」

「いい加減にしなさいよ!ちぃたちはもうそんなことしないんだから!」


地和姉さんが叫びましたけど、相手はまったくわからないといいたそうな顔で、


「何を言っているのですか。さあ、俺と一緒に……っ!!」


その時、小石一つがあの男の頭に当たりました。


「っ!誰だ!」

「……」

「一刀君!?」


小石を投げたのは一刀でした。


「なんだ、お前は!子供はおうちに帰りな!」

『帰るのはお前だ!天和お姉ちゃんたちはもうお前らみたいな盗賊たちの手に乗らない。お前たちのためにお姉ちゃんたちを犠牲にするな!』


一刀君、危ない!


「あぁー、子供が知った口を言うんじゃない!俺たちは、純粋に我々の歌姫たちに、天下を捧げたいだけだ!」

『全部言い訳じゃない。実は自分たちが暴れたいだけなくせに!』

「なんだとー?」

『お前らみたいな暴力を振り回す奴らがいなくても、お姉ちゃんたちは天下を取れる。歌で、歌だけで世界の皆を感動させる歌を歌えるんだよ!』

「っっ!!子供の分際で知った口ぶりを……!」

「ちょっと、やめなさい!」


私たちが聞くのも聞かずに、黄巾党の残党の男は一刀君に近づいた。


「ガキは黙ってろ!」

「……!!」


「はああああああっ!!!」


その時、


「ふぐぉっ!」


ドガーン!!


凄い勢いで飛ばされて私たちの後ろにあった壁を穴を作ったのはあの男のほうだった。


「一刀になんという真似を……!」

「!!」


それは、前には私たちを曹操さまに連れてきた楽進、凪だった。


「一刀、大丈夫か?」

『凪お姉ちゃん!うん、大丈夫』

「よかった……なんか、この辺りが騒がしくなったから何か起きたのかと思ってきてみれば……」

「あ……」

「…あの、お姉さん、やっぱり、ちぃたちがこんなところで歌ったのがまずかったかな……」

「うーん……」


そう、もう私たちは、こんなところで平気に歌を歌っていていい身じゃなかった。

仮にもあの大陸を恐怖に陥った黄巾党の党魁だったのだから。


「はぁ、はぁ……凪ちゃん、早すぎるの」

「って、ああ、また派手に壁壊しちゃったじゃねぇか。直すの誰やと思ってんや」

「あ、……ごめん、真桜」


後に他の警備隊の人たちも来たけど、先に凪にぶっ飛ばされた男は、もう再起不能になっていました。


<pf>


「ごめんね、一刀ちゃん、ちぃたちのせいでひどい目にあっちゃって」

「??」


後で、地和姉さんが謝ったら、一刀君はわけわからないといいたそうな顔で私たちを見ました。


「……」『歌、楽しかったよ』

「でも、私たちの歌のせいで一刀ちゃんが……」

『歌うことに罪はないよ。間違ってるのは歌を聞いて馬鹿騒ぎする人たちの方。だから、地和お姉ちゃんがボクに謝る理由なんてない』

「一刀ちゃん……」


歌うことに罪はない……か。


私たちの歌のせいであんなことにまでなってたのに、

あれは、私たちのせいじゃない?


……ううん、そんなことはない。あれは、確かに私たちのせいだった。

私たちがあんなことしてなければ、あんな悲惨なことにはならなかった。


「ねえ、人和ちゃん、どうしたの?今日は何かいつもよりも難しい顔」

「天和お姉さん……」


そしていたら、天和姉さんが私に声をかけました。


「ほら、笑って笑って。人和ちゃんも地和ちゃんも。楽しく歌ったじゃない。一刀ちゃんも皆も喜んでくれたんだし。なーんにも問題ないよ」

『そうだよ。皆楽しくお姉ちゃんたちの歌聞いたんだから』

「……」


…ああ、分かった。

この子、天和姉さんみたいに暢気な性格ね。


『それよりね、先歌聞いた子供たちが、今度も歌聞かせてってお願いしてたんだけど…良かったらまた』

「ダメよ」


私は一言で断りました。


「えー、どうしてダメなの?」

「天和姉さんはあんな騒ぎを起こしても分からないの?あんなところでまた歌って、また黄巾党の残党たちが暴れたら、その時は今回みたいにただでは終わらないわ。その時は、曹操さまも仕方なく私たちの討伐することになるの」

「えー、つまんなーい」

「……」


うっ、何か、一刀君はすごく残念そうにこっちを見てるのだけど。


「まあ、後でちゃんとした舞台で歌うようになったら一番前の切符を残して置くぐらいならできるんだけど」

「(パァーッ)」『本当?』

「そうよ、後でこーんなに大きい舞台で、たくさんの人たちがいるところで歌うのが、ちぃたちも目標だから」

「そう、そう。そうなったら、一刀ちゃんや街の子たちの皆は私たちが一番良く見えるところで、私たちのこと応援してね」

「(こくっこくっ)」


一刀君が勢いよく頷いたら、何か地和姉さんと天和姉さんはみなぎってきたみたいです。


「よーし、目指せ!歌で天下統一!おー!」

「おー!」

「……」『おー!』

「「「……」」」


え、何?私もやるの?



「お、おー」

「声小さい!もう一度、おー!」

「おー!」

『おー!!』

「おー!!!」



<pf>



それと、これは後で一刀君を城に戻したた時に曹操さまから聞いた話です。


「凪たちから聞いたわ。随分と大変なことになっていたようね」

「…はい、申し訳ありません」

「何あなたが謝っているのよ」

「……え?」


そして、ふと気付けば、華琳さんはすごい言葉私に言ってました。


「ごめんなさい」

「……え?」


なんで、どうしてそっちから謝りを…?


「あの子、…一刀の母親はどっかの無名な歌い手だったようよ」

「…一刀のお母さんが?」

「ええ、一刀を産んでからは舞台に出ることができなくなって一刀の面倒ばかりみていたけれど、その時、一刀のお母さんは良く歌を歌ってあげたみたい」

「……だから、そんなに私たちの歌を…」

「多分、あなたたちの歌からお母さんとの昔の思い出を考えていたのでしょうよ」


それであんなに私たちの歌が好きって言ってたんだ。


「でも、今回はあまり出すぎた真似だった。…あの黄巾党の残党を突き詰めて、後で残党たちがいる場所を攻めるつもりよ」

「……」

「これからはあの子が無茶なことを言っても断って頂戴。思い出もいいけれど、あの子をまたあんな危険に晒せたくはないから……」

「…はい」


・・・


・・






<pf>








裏話


一方、五丈原、長安


はぁ…


はぁ……


はぁ………





こんなところに……(はぁ)……いたなんて………


まさかこんな………


ああ、どうしてこうなってしまったのですか………






ごめんなさい、もう動けなくなったその体、僕に貸してください………


あの子のために………




・・・


・・


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