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黙々・恋姫†無双  作者: TAPEt
黙々
20/54

拠点フェイズ4 秋蘭默

溜め分がかなり多めなのでもうちょっと更新速度あげようかなぁと思ってます……正直編集する時間も結構惜しいほどの別のことをやってますけどね。

まぁ、なんとかなります(笑)

理論的にはこういう話です。


瞬間移動の能力ができたのは、元々一刀ちゃんが病院から遠くに住んでいたお母さんのところに行くためにできた能力だったわけですが、


そういうお母さんへの感情が華琳さんと皆のせいで薄くなってしまって、それで能力を失った、




という説です、はい。


あくまでそういう推測なので僕が詳しくしったこっちゃありません。


本人ができないというのに、僕はどうすることもできませんよ。




とにかく、次の日一刀ちゃんは華琳さんのところへ行きました。


「そう、じゃあ、もうその能力は使えなくなったの?」


「(こくっ)」


「まぁ、少なくとも、もう私の目の前から急に消えることはなさそうね」


「……」


暫く一刀ちゃんは華琳さんをじっと見て。


『華琳お姉ちゃん』


「何?」


『怒らない?』


「怒ってほしいの?」


「……」


・・・


「(こくっ)」


それはとても珍しいというか、理解するに少し時間がかかる行動でした。


「??」


『何日も心配掛けたとか、罰とか、ないの?』


「……」


華琳さんも驚いたようにしばらく一刀ちゃんを見つめてから、口を開けました。


「……いいわ。それじゃあ、望む通り罰を与えましょう」


<pf>


「それで、それを持って回ってるのか?」


「(こくっ)」


華琳さんの罰の内容は、大したことはなく、ただ皆に心配をさせたのを謝って、許してくれるという証で皆の名前を書いた竹簡に皆の承認をもらってきなさいというものでした。


『ごめんなさい、許してください』


それで、先ず秋蘭さんのところに来たわけです。


今回の事件の終始を知っている唯一の人ですからね。


「わざわざこんなことまでして…私や凪たちはまだしも、姉者や桂花はそう易く許してくれないぞ」


「……ぁ…」『なんとかする』


「…姉者ぐらいなら私がなんとかしてあげれるが」


「……(フルフル)」『罰だから、手伝ってもらっちゃダメ』


「…そうか」


そもそも何で自分で罰もらうって言い出したのですか?僕はそこから解らないのですが。


「……」


一刀ちゃんは皆の名前が書いてある竹簡を秋蘭さんに出しました。


「…ふーむ、とは言っても、華琳さまの意図を考えるに、ここで私がただで許してあげたらダメな気がするな。罰だしな」


「…っ……」


苦笑する一刀ちゃん。秋蘭さんならただですむと思っていたのにそうはいかないようです。


『じゃあ、どうしたら許してくれる?』


「そうだな……」


秋蘭さんは暫く考えるように目をつぶっていました。


そして、







「……ふふっ」


「!?」【さっちゃん】


はい


【ボク、初めて秋蘭お姉ちゃんの笑い方が不気味だと思ったよ】


はい、僕もそう思いました。


「北郷、この前姉者と一緒に華琳さまの服を買いに行ってたこと覚えているか?」


「…(こくっ)」


「………」


「……ぇ?」



<pf>


秋蘭さんの部屋には、その……かわいい服とかがたくさんありました。


大体は華琳さんの服ですね、はい。


でもこれが……結構幼いころに華琳さんが着ていた服も残っていましてですね。


例えば……


今一刀ちゃんが着ている袖なしの夏物ドレスがそれです


「……/////」


「ふーむ、こういうのもなかなか……」


秋蘭さん、こういう趣味もあったんですね。


というか一刀ちゃんのせいですかねこれは………


「//////」


まぁ、顔が真っ赤になってる一刀ちゃんを見たら、気持ちがわからなくもありませんけど。


よくもこんな服を捨てずに持っているのですね。一体何のためにおいておいたのでしょうか。


「それじゃあ、次はこれで」


【またあるの!?】


服に墨がついたらダメですので竹簡は没収されています。


ちなみに一時間ぐらいやってます。一人ファッションショーです。


部屋のどこからそんなにたくさんの服がおいてあるとかそういう質問は勘弁です。あの寝台の下の秘密空間は僕が仕掛けたわけではありません。


「!?」


次に秋蘭さんが持ってきたものは……おお、これどこかで見た覚えがあります。


……この前一刀ちゃんが華琳さんを脅迫する時に使ったナイトドレスにそっくりですね。


【罰当たった!?】


まぁ、そうでないともいえませんねー。なにより元々そういう罰ですし。


というか、よくもまあそこまで女の服がお似合いなのですね。


【言わないでー(涙)】


ああ、一刀ちゃん、それいいです。その泣きそうな顔がいいのですよ、ゲフンゲフン。


まあ、ポジティブに考えましょうよ。


これが現代だったら写真とかも取られただろうし、それとも偽の髪とかつけられて一緒に街一周とかも、


【ボク知ってる!それフラグだよね!さっちゃん今フラグ立ててるよね】


あ、バレた。


「うむ?これは……昔華琳さまが間違って髪を切りすぎた時に使った鬘[かつら]………」


【ピィーー!】


あはは、


いや、わざとじゃありませんよ?


【…もうさっちゃんと話しない】


あうぁぅ…ちょっとやりすぎたようですぅ……


「北郷、ちょっとこれ付けてみないか?」



<pf>



僕は絵とかはできませんので…脳内で考えてください。


黒いドレス(プリル多め)に華琳さんの鬘を被った一刀ちゃんは、まるで小さい頃の華琳さんです。


【死ぬ…もう死ぬしかない。最初からスッてできないボクなんてただの子供だっていわれたし…存在価値ないし、別にボクじゃなくて他の子供でもいいし、寧ろ他の子供だったら喋れるからもっといいし……】


……そこの皆さん、アレ言った人の口塞いでください。


一刀ちゃん、かわいいですよ。いい意味で。


【いい意味でも嫌!】


「ああ、かわいいなー///」


秋蘭さんの顔が偉いことに……なんか、一刀ちゃん素顔だったよりもっと紅潮しているようにも見えます。




ぐいぐい


「!?」


「……(ぐすん)」【もう、やめて……お願いだから……もうやめて…】


「!? わ、私は一体何を……」


一刀ちゃんの涙に満ちた顔を見て正気に戻った秋蘭さんです。今までここまで一刀ちゃんを泣かせたのは僕以外にいませんでしたのに…これは強力なライバルが登場しm


「今すぐ姉者にもこの姿を見せないと」


負けたー!!!!


「……ぁぁぁーー」


・・・


・・




「こ、これはー!!」


「中々いいだろ」


「//////」【さっちゃん、舌噛み千切ったら痛い?】


やめてください、死にますから。


それにしても秋蘭さんすごいですね。まるで一刀ちゃんのことをもの扱いしています。


華琳さんの鬘を被ったとたん脳が壊れたようです。


「と、ところで秋蘭、こんなことして大丈夫なのか?」


「大丈夫だ、問題ない」


【大丈夫じゃない、問題!】


大丈夫です、問題ありません。


2:1で問題ないということで。


「か、華琳さまの幼いときのお姿がこうしてまた見れるとは思わなかった」


「ああ、まったくだ」


一刀ちゃん、この状況だと、意外と春蘭さんの方が話が通じるかも知れませんよ。


「……ぁ…」


ぐいぐい


「うん?」


「……(うるうる)」【助けて、お願いだから助けて】


「うっ……」


まぁ、正直な話、春蘭さんとって正気だとは思いませんが。


「…しゅ、しゅうらん、流石に、これ以上は不味いんじゃないか」


お?意外と助け舟をしてくれるようでs。


「これ以上すると、精神が保ちそうにないのだが」


ですよねー。


一刀ちゃんの恥かしさとかどうでもいいですね。良かったですね、一刀ちゃん。


【今以上にスッてしたかったことはなかった】


現実から逃げられないということは辛いですよね、わかります。


【…いや、寧ろこれは現実じゃないと思う】


その逃げ道は人をダメにしますので通らないでください。


もうこれ以上すると流石に危険な気がしますから、僕が手を出しましょう。


「(パァーっ)」【助けてくれるの!?】


あ、一刀ちゃん、今そんな顔すると、


「ぐはっ!」


バタン


春蘭さんが鼻血出して倒れちゃいました。


元々それは別の人の仕事ですが、今いませんからよしとしましょう。


「……」


そして以外としぶとい秋蘭さんは……


「…」【秋蘭お姉ちゃん?】


ぐいぐい


「……」


返事がない。ただの気絶した変質者のようだ。


【秋蘭お姉ちゃんそんな変態じゃないもん!】


いや、変態ですよ。どうみても。



<pf>




・・・




<pf>


……


「……む?」


「?!」『あ、起きた?』


「…ほん、ごう?」


やっと目が覚めたようですね。


立ったまま気絶した秋蘭さんをベットに運んで、春蘭さんも侍女さんたちに頼んで部屋に運んでもらいました。


この状況は他の皆さんには内密とされていますが、侍女さんが見ました故に、この事件が城内に広まる可能性が非常に高いです。


何せ女児ようのドレスを着ている一刀ちゃんを見たのですから。噂にされないわけがありません。


「私は…いったいなにを……っ、何も思い出せない」


「!?」【これって…もしかして】


そして、暴走した本人の脳内からはすっかりメモリーが飛んでいます。


一刀ちゃんは今は制服姿です。


「北郷、私は一体何をしていたのだ?」


『何か、部屋に来ていたら倒れていて……』


「……そうか。ずっと見ていてくれたのか?」


「……(こくっ)」


「そうか……ありがとな、北郷」


【覚えていなくてよかった】


捏造すごいですね、一刀ちゃん。まぁ、気持ちは解りますが。


【さっちゃんの脳内からも消えてくれたら尚更いいんだけど】


無理ですね、あんな刺激的な姿を忘れるなんてとんでもないです。


「そういえば北郷。華琳さまとの話はうまくいったのか?」


『うん…あのね、皆に謝って署名もらってきなさいって』


「そうか…私は大丈夫だが、姉者や桂花相手では相当むずかしいのではないのか?」


「……(にしっ)」『なんとかなるよ』


「そうか……それじゃあ先ず私が」


そう起きようとした秋蘭さんですが、


一刀ちゃんが両手で止めます。


『まだもうちょっと横になっていて』


「いや、もう大丈夫なんだが…」


『いきなり倒れていたのに大丈夫なわけないでしょ?もうちょっと休んでおいて。ボクのことはいつやっても大丈夫だから』


「……そうか」


ここでまた起きたら同じことになりかねないですね。流石です。


一刀ちゃんが心配するのを見て、秋蘭さんは素直にまたベットに戻りました。


「……」『秋蘭お姉ちゃん』


「どうした、北郷」


「……」『華琳お姉ちゃんのこと好き』


「……ああ、好きさ」


『じゃあ、ボクは?』


「北郷?……ふーむ……華琳さまと、…姉者の次にぐらいだろうかな」


「……(にしっ)」『そうなんだ』




・・・


・・








前回の秋蘭がどうしてこうなったのやら・・・

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