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愛猫に捧ぐ詩(うた)
今は亡き愛猫ハロに捧げます
最初から一緒に居ていい相手だとは思っていなかった
だから最初は素知らぬふり
どれだけ泣いても心を鬼にして近づかなかった
なのに 一日経って気になって
ぐったりとした小さな体に思わず手が伸びた
手のひらに乗るくらいの小さな体
命の灯は消えてしまったと思った
だけどまだかろうじて生きていた
私の手のひらに頭をすりっ
思ったよりも力強かった
ああ もう駄目だ
どれだけ反対されても君はうちの子よ
生き長らえた小さな命は
18年という幸福の時間を与えてくれた
君が居なくなった時
私の心の一部は死んだ
願うなら もう一度生まれ変わって
私のそばにきてほしい
それほど君のことを愛しているよ
ただの思い出話だよね。