転校
俺の名前は影山晴斗だ。
突然だが俺の親友である杉田兼蔵と半年間お世話になった梅田学園から桜高校に転校した。
この桜高校とは学力はここら辺では高いほうで名大に出ている生徒が割といる。そして女子高である。だが、3、4年後には共学になるらしい。そして、ちょうどその高校の校区内に晴斗と兼蔵は引っ越してきた。ここまで話せば大体の人は察することができるだろう。
そう。晴斗と兼蔵は共学するためのテストとしてこの高校に入学したのだ。
「おはようございます、今日は転校生が二人来ています。」
そう先生が言った瞬間少し教室内が騒がしくなる。
「では、入ってきてください。」
そして、晴斗と兼蔵が教室に入ると今までの騒ぎとは比較にならないほど騒ぎ出した。たとえるなら、100匹のチワワの合唱だろう。
「今日からこの女子高である桜高校が3、4年後には共学になることは皆さん知っていることだと思います。ですので、今日から3年間、共学できるかどうかテストとしてこの二人は転校してきました。二人とも挨拶をお願いします。」
「はい、今日からこの学校に転校してきた影山晴斗です。よろしくお願いします。」
そう晴斗が言うと、ぱちぱちと拍手が聞こえるがそれがかき消されるほどみんな騒いでいる。
この学校は校則が緩いのか?
そう思った晴斗である。
晴斗の容姿は少し変わっていてまず赤が少しかかった黒い前髪で目が隠れている。そして身長は181cmで、体重は64kgだ。背は高くて、少しひょろっとしているが筋肉は多少はついている。
ここの男子の制服は少し凝っていて、白を基調としたブレザーの制服でブレザーには青色のラインが所々入っていて、ネクタイは白と青の迷彩のような色である。
「杉田兼蔵です...よろしく。」
晴斗と同様拍手が起こったがやはり騒がしい。それが頭にきているのかどうか、兼蔵は少し苛ついている。気持ちはわかるけど今はイラついちゃいけないよ兼蔵。そう俺が呟くと兼蔵は
わかっている。と返事をした。
彼は金髪が掛かった黒髪で身長は176cmほどで体重は71kgだ。体格はがっちりしていていかにも不良っぽい見た目だ。だから、みんな不良やヤンキーだと誤解するが俺は兼蔵が俺と違ってとてもやさしいということを知っている。
「んーと、二人とも終わったみたいだし席についてもらおうか。えっと、一番後ろの列の一番右の席と一番左の席に座ってもらおうか。」
そういえば、言い忘れてたけどここの学校は大学の教室のように黒板があってその前に一段ごとに高くなって、一列ごとの机がすべてつながっている。なので隠れて携帯をいじったりしてもばれないのだ。そんなことをしている人は大体、大学に行ける余裕があるのかはたまたその逆かである。
「.....これで今日のHRは終わりにします。次の授業は英語なのでそのまま教室にいてください。それではかいさーん。」
そう言って、教室の扉を閉めると女子たちが晴斗と兼蔵を凝視してくる。
凄く困るんだけど。
兼蔵のほうを見ると何も気にしてなさそうに机の下で自分の携帯を見つめている。
マイペースなやつだな...とりあえず、次の授業の準備をしよう。
誤字脱字があったら教えてください。