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奇妙な関係  作者: 悠里
第三章 十字架
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前編


警察が追っている連続殺人犯がいる。


被害者はいずれも二十代の男性。全員に犯された跡が見つかっている。犯された後、首を紐状のもので絞められ窒息死している。

そして、左胸には十字架のような傷が付けられていた。





白い部屋。

駿介が訪れると、白田はソファーに足を組んで座っていた。その手には捜査資料。


「やあ、駿介。

何か分かったのかい?」

「……ああ。被害者は全員同じ精神科医の診察を受けてた。今から話を聞きに行くところだ」


ガシガシと頭を掻きながら駿介はぽつりと呟く。


「しかし犯人が何を考えてるのかさっぱり分からん」

「…………」

「っ」


トン、と白田に押され、駿介はソファーに倒れ込む。白田はそこに馬乗りになった。


「おい、白田……」

『何で俺を見てくれないんだ。こんなにも愛しているのに』

「……っ……」

「……あくまでも想像だけどね。こんなことを犯人は考えてるんじゃないかな」

「…………」


犯人はお前なんじゃないだろうな。と駿介は思ったが口には出さなかった。


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