表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/5

第3話

というわけで今、二人で俺の家に向かってるわけだが…

「おまえな…」

「ん?なに?」

呆れるのも無理はない。

だって。


普通にほうきで空中に浮いてるのだから。


俺は右上にあるそいつの顔を見て言った。

「わかった。おまえが魔法使いだということはかなり把握した。だからそのほうきから降りてくれ。」

「いやよ、疲れるじゃない」

「いや… そういう問題じゃなくて…」

ああ… どうする?俺!

さっきだってすれちがったおばちゃんと意味ありげな挨拶をかわしたんだ。

あいつを見て驚かない奴はいないだろう。

あ〜だめだこんなに人通りが少ない道でもすでに5人ほどすれちがった。

もちろん、みんなビビってた。

ちくしょう。こいつが浮いてたりしなければせめてコスプレ好きのかわいい女の子にしか見えないのに!

ちがーう!そんなことよりはやく降りさせなきゃ。

俺はぶっきらぼうに言った。

「お願いだから!ほんとにマジで頼む!ほうきから降りて歩いてくれ!」

するとさすがにかんねんしたのか、そいつはほうきから降りた。

「わかったわよ!そんなに怒鳴らなくてもいいじゃない。」

そいつはさも不機嫌にした。

そんな奴を俺はまぁまぁとなだめておいた。

「まぁ、許してあげるわ。この世界には魔女なんてほとんどいないからね。」


…こいつ、わかってやがったのか。

ちくしょー!なんかムカつくぞ!


俺は募る怒りを抑えながら歩いた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ