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#3

とりあえず、ここどこですか?


残念ながら私は方向音痴なんですね~。


まぁなんとかなるでしょう。


「ん?」


ちょっ!


目の前に瀕死状態の黒猫がいます。


これは、かわいそうです。


猫さん。


申し訳ないけどわたしの魔法の実験台になってください。


「―治癒―」


指先を猫さんに足あて、エネルギーを放出するイメージで。


すると、みるみるうちに傷がふさがっていきます!!


すっ、すげぇー!


「―洗浄―」


血の跡とがが消えていきます。


なにこれ、半端ないわ。


魔術ってもっとめんどくさいものかと思ってたけど、意外に簡単ですね。


「・・・にゃ?」


黒猫さん、目を覚ましましたね。


「君が、僕を治してくれたの?」


喋った。


もういいや。


異世界だしなんでもあり。


ほら、あの狸型の青いロボットもしゃべるから問題ないよ!


「そう。ちょっと試したくて。ごめんね?」


「ううん。ありがとう!このご恩は一生忘れません!!」


そうっすか。


いやー。こっちも実験できたし。


「僕は一生貴方に仕えます!!」


ちょいまち!!


はい?


だから、君達は気が早いんですよ。


残りの人生をこんなゲーマーに費やすって?


「僕は・・・。もうオオカミに襲われたとき死ぬ覚悟でいました。


でも貴方が助けてくれたからこの命はあるんです!


ならば残りの全ての人生をかけて貴方にお仕えするまでです!」


えーっと、うんやめとき?


「お願いです!こんな僕では・・・ダメ・・・?」


そんなうるうるの瞳はやめて。


わたし、小動物に弱いんです。


「わかりました。えーっと、名前は?」


「ありません。貴方がつけて、ますたー。」


ちょ!


いま「ますたー」にときめいちゃったよ、相手は猫さんなのに。


「じゃあ・・・伊織。」


別にアイドルマ○ターの某積ツンデレっこからとったわけじゃないんだかねっ!


「イオリ・・・ですか!すごいいい名前です!ありがとうございます!!


じゃあ【使い魔契約】をしましょう!」


また契約か。


猫さん(伊織)の前足が突き出される。


「僕、イオリ=シノハラは生涯貴方にこの身を捧げ御仕えすることをここに誓います。」


そして伊織が私の鼻をペロっと舐めました。


かわいいなぁ。


「契約の精霊よ。我らを祝福したまえ。」


すると、


ぽうっ、と光が私達をつつみました。


そしてなんか変形してますよ、伊織さんよ。


光が消えるとともに、私の伊織君の変形は完了したようです。


彼(?)はなんと人型になってました。


栗色の髪の毛に茶色の瞳。


顔はどこのアイドルですか?みたいな。


うん美形。


でもね、でもね問題はそこじゃあないんだ。


彼は見た目11歳くらい。


つまり


ショタなのですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


男の娘!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


しかも猫耳っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


やばいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!


この瞬間に初めて異世界トリップしてよかったと思いましたね。


「よろしくおねがいします。ますたー。」


だらだらだら。


鉄っぽいにおい。


そして私は、



気絶しました。





☆★☆☆☆




「ますたぁー?!大丈夫れすか?!」


なんですか伊織きゅん。


そんなうるうるのおめめで見つめられたらまた赤い液体が出でしまうじゃないですか。


「あぁ・・・。うん。ごめん、ちょっと疲れがたまってて。」


いまこの瞬間に癒されましたけど。


「ますたぁーーーーーーーーー!!」


ぎゅっ。


あぁ、至福だぁ!


抱き疲れたよぉ。(ハァハァ)


ちょ。


変態っぽいですね。


うん。


ちょっと情報操作。(自己暗示ともいう)


いおりきゅんはかわいいけどときめいたら画面の中の女の子たちに失礼じゃないか?!


私は二次専になるって、きめたじゃん!


小学校のとき男の子に振られてから・・・。


「うん。大丈夫!」


「伊織ってちょっと言いにくいし、本当の名前っていうとまずいんじゃない?」


「はい。使い魔の名前を主人が呼ぶときには自動的に魔力が込められるんです。」


やっぱり。


「じゃあ私はイオってよぶから。」


「はい!!ますたぁー!」


わたしは異世界トリップ一日目で、かわゆい男の娘(猫耳付き)を使い魔にすることが出来ましたっ!

これが書けたらもうなんでもいいやww

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