#15
久しぶりの更新ww
なんだか知らない間に、旅に出る準備が整っていたようです。
というか、部屋に帰ってご機嫌斜めな勇者様(私)が
部屋が真っピンクになってるのを見て怒り狂い、
「こんなとこさっさと出てってやるボケが。支度しろや愚民ども」と逆ギレしたらしい。
……。
これ全部私だとさ。
王様は「乙女がついに頭角を表された」とか泣いて喜んでるし。
きもいんだっつーの。
怒り浸透中の乙女を見た某使い魔君は気絶しちゃうし。
そして今現在。
私は儀式の最中です。
なにやらハゲのオッサンがむにゃむにゃ呪文唱えてるしw
「貴殿に我が国、そして我が世界の命運を託す。
貴殿は常に我らと友にあり、我らは常に貴殿と共にあるだろう。」
そして古びた杖みたいなもんをわたされました。
「これは【三本柱】しか使えない宝具でございます。貴方と世界に幸あらん事を。」
はぁ。
ん?
そういや、私、この人たちの為に魔王とかなんとかとバトらなきゃいかんわけ?
私に何かメリットはあんの?
『それはあるぞ。』
今まで空気だった三本柱の人、あ、もうサンディーで良くね?
かっこいいしw
三本柱の人改めサンディーが言い出した。
『むしろ主は必然的に魔王を倒せばならぬ。
でなければ主は自分のもといた世界に帰れないのだ。』
なるほど…。
つまり、ソッコーで魔王を倒してきたらもとの世界に帰れるってこと?
でも、そこまで帰りたいわけじゃない。
むしろご遠慮願うし。
『どちらにしても、主には【導く者】としての役目もあるのだ。
そう簡単に旅は終わらぬ。
それは主の力どうこうの問題ではなく、世界の必然的事項。
つまりは神からの因果によるものだからな。』
きたー!!
こいつテラ厨2じゃないすか!
神からの因果とかw
とにかく、私は歩き回ればいいんだろ?
世界を導くために。
激しく面倒だな!!