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1日目

「桜さんの好きな食べ物って何?」

【どうして俺はこんなありきたりな質問しかできないんだぁ!】

始業式の翌日の休み時間俺は思い切って桜さんに話しかけてみた

「たいやきが好きです」

桜さんは、こちらを向いたが目を合わせず、小さな声でそう答えた

「そうなんだ!えっと、こしあん派?つぶあん派?」

【なんで俺は小豆が好きな前提で話を進めている!?ここは何味が好き?とかだろ!!】

「こしあんが好きです」

「俺もこしあん派なんだ!えっと...」

今話しを続けるのは厳しそうだと判断した

「ごめん、俺ちょっとお手洗いに...」

【これは戦略的撤退だ。断じて緊張しているからではない。】


お手洗いを済ませて教室に戻ると桜さんはクラスの男子たちに囲まれていた

【やっぱかわいいもんなぁ。そりゃあみんな狙うよな】

俺の席の机は占領されていたので、翔と流星のところに話に行った

「桜さん可愛いよな、俺の彼女もあれくらい可愛かったらなあ」

「何いってんだ翔の彼女だって桜さんに引けを取らないくらいかわいいだろ。」

【何を言ってるんだこいつは?彼女がいるだけありがたいと思えよ】

そんなことを考えたが...ここは心にしまっておこう

「流星は桜さんかわいいと思う?タイプ?」

翔が流星に話を振る

流星は少し考えて口を開いた

「整った顔立ちで可愛いとは思うよ。でも僕のタイプではないかな、僕のタイプはショートヘアーで元気な子だから。桜さんはどっちらかというと、物静かな感じがするね。」

確かに桜さんは物静かなタイプに見える

【まぁ俺は元気な子も静かな子もどっちでもタイプだな】

そんなことを話していると授業の開始を告げるチャイムが鳴る

俺は自分の席へと戻った


「よってここでsinの値がわかり三角形の面積が求められるぞ〜ここは点の取りどころだから〜...」

【先生の言ってることが全然頭に入ってこないっ!」

授業中俺は集中することができなかった

隣を見れば見とれてしまいそうな横顔があるからだ

【うぉぉぉ!これじゃまともに授業が受けれん!横顔綺麗すぎだろ!!てかなんかいい匂いもするし...って違う違う!初日でこれだと今後が心配だぞ!?】

今日はこんなことを考えて学校が終わった


帰り際俺は勇気を出して挨拶してみた

【挨拶は大事だからな!しっかりしないと...」

「さ、桜さんまた明日、じゃねあね...」

【よし!ちゃんと挨拶できたぞ!】

「さようなら、諸星さん」


俺は顔が少し熱くなるのを感じつつ、教室を出て部活に行った

【正面顔美しすぎだろ!!!!!!!】


桜さんと出会って1日目、桜さんに挨拶をすることができた

次はこの日の桜さん視点について書いてみようと思います

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