表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩 大地のばけもの

作者: 仲仁へび



 ひび割れていく 大地


 きしんでいく 大地


 零れ落ちていく 大地


「ばけものは自然に反する異常な生物だ」


「あんなもの、生かしていては危険なことになる


「だから殺しつくしてしまえ」


 大地のばけもの


 大地を作っているそのもの


 ばけものも人間も住む 大地


 それがばけもの 生ける大地


ーーばけものを狩る者達は知らない


ーーばけものを拒絶する者達は知らない


ーー自分がばけものに生かされていることを


「人間なんて恐ろしい」


「共存できるわけがない」


「滅ぼせる手段があればいいのに」


 欠けていく 大地


 色あせていく 大地


 消えていく 大地



「ストーリー」


 そのばけものは大地だった。


 だから自分達を虐げる人間を生かしておこうとは思わない。


 大地に人間達なんて必要ない。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ