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フェリシアの魔法の物語  作者: はる
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つかまり立ちつたい歩きが出来た!

 9ヶ月。つかまり立ちが出来た!ちょっと頑張れば、つたい歩きも出来るよ!


 ママンとパパンが盛大に喜んでくれた!ちょっと誇らしい!


 頭とお尻が重いけど、なんとかバランスをとってみる。手はまだ怖くて離せない。ひとり歩きはもう少し先かなぁ。


 お尻はおしめがね、重たいの。頭は乳幼児さんだから、仕方ないの。


 一歩ずつ先を確かめて歩く。すぐこけちゃうからね。こけたら反射的に泣いちゃうから慎重につたい歩きする。


 ころころと転がるのも楽しかったけど、大人の階段を登るのです。


 あ、つかまるのが無い。戻ろう。


 こうして足と身体にバランスと筋肉の動かし方を教える。先は長いよ。


 パパンの声が聞こえる。帰って来た。


 パパンが私の近くにしゃがんだ。見よ!華麗なつたい歩きを!華麗かは分からないけど。


 パパンが「頑張れ」って言ってくれる。頑張るよ私!


 みんなが夕食を食べている。つたい歩き疲れた。その場に座って、仰向けに横になる。今日はこのくらいにしておこう。私、頑張った!ママン、お腹空いたよー。


 ちょっと、うとっとしてたみたい。ママンに抱っこされて起きた。寝ぼけた頭でママンのおっぱいを探す。なかなか口に吸い付かないなぁ。お腹空いたよー。


 あっ、あった!吸い付いてごくごくと飲む。ママンのお乳最高です!

 あ、乳房変えるのね。またいただきます。私の食欲が増えてきたかなぁ?


 げっぷさせてもらったら、今日はおやすみ。みんないい夢見てね。




 翌日から離乳食が始まった。おぅ、なんか見るだけで食欲が無くなるよ。だって食事、どろりとしてるんだもん。ママンのお乳がいい〜!


 分かるよ。苦労して作ってくれてるの。ミキサーなんて無いからね。

 ママンが笑顔でスプーンにすくって口の前まで持ってきてくれる。変顔になるのは仕方ないけど、スプーンの圧が凄い。唇にちょんちょんと当ててくる。女は度胸だ!食べます!


 口を開けるとママンが素早くスプーンを口に入れて来た。ん〜、ん?悪くないぞ。これぞ子供舌か!


 すぐに口を開けるとまたスプーンが入ってきた。ドロっとした野菜を食べる。以外と美味しい。素材の味が生きてますな。


 ママンにあ〜んとする。すかさずスプーンが入ってくる。ママンは子育て名人だね!そら、3人目だもんね。


 初めての離乳食は少しで終わった。だんだん量が増えてくるのかな?

 口を汚してしまった。ママンが綺麗に拭いてくれる。ママン!ごはんが足りない!おっぱいをくれ!


「ぱいぱい」


「はいはい、ちょっと待ってね〜」


 ママンがすぐにおっぱいをくれる。吸い付いてごくごく飲む。やっぱりまだ、お乳が良い〜。ちょっと離乳食は早いと思うの。以外と美味しかったけど、食べ慣れないからね。


 ママンが洗濯や畑を見に行ってる時は子供部屋でつたい歩きの練習!


 心は燃えてますよー!やる気は十分!だけど、怖さも十分!慎重に歩きます。


 ねーねがじーっと見てくるけど、気にせず頑張ります!


 ねーねがタックルしてきた!危ない!乳幼児な私の身体はびっくりして泣いちゃった。ねーねは私とほっぺを合わせてすりすりする。びっくりしただけだから、すぐに泣き止む。


 ねーね何がしたいんだろう。ほっぺすりすり気持ちいいけど。ほっとかれて寂しかったのかな。

 ねーねの頭を撫で撫でする。


「ねーね」


「ふーちゃん」


 抱え込まれて横になる。いつのまにかお昼寝してた。



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