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フェリシアの魔法の物語  作者: はる
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石鹸の作り方と森への採取許可

 時空間魔法の練習をしながら、お昼寝前と夜寝る前に魔晶石に魔力を溜めていっている。今のところ順調に溜まっていっているので貯金をしているみたいで楽しい。


 そうそう、忘れてたけど、お風呂に入るなら石鹸がいるよね。すっかり忘れてた。

 料理の片付けをしている時に、なんかどろりとした石鹸で食器を洗っている時に思いだした。


 この石鹸はどうやって作るのか知識の泉さんに聞くと、獣の油に灰と石鹸の成分が入った草を混ぜて煮て作っているらしい。ちょっと錬金術みたいだよね。簡単だけど。


 それで、余り良い石鹸じゃなかったから、もっと綺麗になって香りが良くて身体にも良い石鹸がないか聞いたら、ポヨポヨの木の実の殻を剥いて、中の身を出して滑らかになるまで潰して、石鹸の成分が入った、あらい草を沢山集めて汁を絞り、植物の油をいれて煮て、香り付けのオイルをいれて全て混ぜて乾燥させれば石鹸が出来ると教えてくれた。


 ついでに、私には錬金釜があるから、材料を錬金釜に全て入れて魔力を込めて混ぜるといいと知識の泉さんにアドバイスされた。錬金釜、意外と疲れるんだよな。でも手作業より楽かも。頑張ろう。


 私には想像出来ない知らない植物があるから、鑑定だよりで、春にならないと作れなさそう。残念。と言うか、ママとパパに森に行く許可も貰わないと。





「駄目ですよ。フェリシアは無鉄砲なところがありますからね。1人では危ないわ。ママは反対よ」


「そうだね。フェリだけだと、たとえ結界があっても不安だなぁ」


 むぅ、反対されたか。6歳の身体が恨めしい。


 1人では危ないなら、誰かいればいいんだよね。


「にーにに、ついてきてもらう。それならいいでしょ?」


「シャルルか……う〜ん」


「シャルルが大きくてもまだ子供です!私は危ないと思うわ」


「フェリ、シャルルを呼んできなさい」


「エリック!?」


 お、パパは条件付きならいいのかな?にーにを呼んでこよう。

 子供部屋に、にーにを呼びに行く。「何だろ?」と言いながらも一緒に来てくれる。


 パパとママの所に行くと、パパが口を開いた。


「エリック、将来の進路は決まったのか?」


 にーには緊張したように言う。


「うん、決めたよ。僕はパパと一緒の狩人になる」


「そうか。それじゃあ、今年から少しずつ狩人について教えていくからな。まずは装備と弓がいる。装備は買うから一緒に貿易都市ミルンで揃えよう。弓は教えるから自分で作りなさい」


「エリック!?」


「はい、パパ!」


 嬉しそうなにーに。


「それとフェリはパパとシャルルと一緒に森歩きの練習をしような。結界もかけてくれると助かる。そのついでに自分の探したい植物があれば採取していい。リーザ、俺とシャルルがフェリについている。大丈夫だ」


「エリック……分かったわ。フェリ、パパとシャルルが一緒の時だけ森に行ってもいいからね。一緒の時だけよ?」


「うん!分かった!ありがとう!パパ、ママ、にーに!」


 これで、春から森に行ける。にーにが装備を買って、弓を作ってからだろうけど。剣は神剣があるもんね。パパからずっと剣を教わってきたし。あっ、パパそれでにーにが戦いたいって気づいたのかも!

 にーにもおっとりとしてそうで、長男だから、やる時はやるもんね。



 さて、身体を動かす練習でもしようかな。結界を張って外でムーンサルトの練習をすると失敗しても怪我をしないんだよね。もうすぐで出来るはず!

 それに結界を張って外に出るとあまり寒くない。気温による寒暖差を緩和してくれるみたい。結界良い!


 もちろん時空間魔法で空間拡張の練習もしてるよ!


 ムーンサルトと空間拡張、どっちが先に出来るかな?



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― 新着の感想 ―
[良い点] 異世界&ほのぼのタグでこちらを見かけました。 魔法のある世界への転生、良いですね〜読んでて楽しいです。所謂俺/私TUEEEEを目立ち様にしないのも好印象◯ 主人公がまだ小さいからできること…
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