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フェリシアの魔法の物語  作者: はる
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水・浮遊・重力・念動魔法

「まずは、ねーねの祈りから。祈りはねーねが心の中で祈った願ったことが叶う力。神様に感謝の祈りを捧げたら、その思いが周りに伝播する。

 今回みたいな盗賊に襲われた時は「村人を守ってください」と祈れば、村人が逃げやすくなったりするはず。祈りはねーねの心の声を周りに届けやすく、実現する力になる。ちょっと難しいけどわかった?」


「ん〜、神様にしてほしいことを祈ればいいってことね?」


「わかりやすく言えばそんな感じ」


 巫女さんみたいな感じかも。聖女だけど。


「僕の覇気は?」


「ちょっと待ってね聞いてみる」


(知識の泉、覇気はどう使えばいいの?)


『覇気とは強い意志の力を具現化して己の力に変えることが出来ます。覇気を纏えば、相手を萎縮させたり、相手より強い力を持っていると示すことが出来ます』


「……ってそんな感じだって。分かった?」


「強い意志の力なんだな?僕は強いと思えば覇気の力を纏えるってことだ?」


「多分。出来るのにーにだけだから手探りにはなるだろうけど、頑張って」


「頑張る!」


 私はどうしようかなー。あ!水魔法を覚えれば水瓶に水を1回で溜めれるかも!生活魔法のウォーターと同じかなぁ?


(知識の泉、水魔法を使いたい。どうすればいい?)


『水魔法は比較的簡単です。生活魔法のウォーターが下級魔法。イメージで水量を多くも少なくも出来ます。生活魔法のリミッターが外れたのが水魔法と思ってくれて構いません。中級魔法のウォーターカッターや水流操作などがあり、イメージと魔力量にて下級・中級・上級・災厄魔法などが使えます』


 とりあえず魔力の量とイメージか。ウォーターを使う時に魔力を今までよりも込めれば水量が増えるはず。台所に行こう。


 子供部屋から靴を履いて台所に行く。


 朝食で水を使ったから水瓶半分くらいは入れれる。リミッターを外すね。身体に魔力を巡らせて、山の湧き水、冷たくて美味しい、量は水瓶半分くらい。魔力を込めて、水よ出よ!


 手からぶわりと水が出た!これは凄い!誰でも使えるようになるんじゃないの!?水瓶いっぱいだぁ!


『適正がなければ使えません』


 そうかぁ、適正がないと使えないのかぁ。それは残念。


(お湯を出すにはどうしたらいい?)


『水魔法で出来ます。イメージでお湯の温度を調節してください』


 そんなに簡単に使えるんだ!ママンが洗濯で使ってた桶でも持ってこようかな?いや、ダメだ。今子供だけしかいないから外に行けない。


 まだ、盗賊が来た余波は残ってるんだ。


 ちょっとしょぼんとしながら、みんなのコップに水を入れて、お盆で子供部屋に持って行く。


 こういう時に手が空いてればいいのに。!物を浮かせる魔法なんてあるのかな!?


『あります。浮遊魔法と重力魔法と念動魔法です。全てに特徴が有り、時々に使い方を変えます』


 なんかいっぱい出てきた!どれも覚えるのが楽しそうだ。


「みんな、水持ってきたよー。休憩しよう?」


 わっとみんなが集まってくる。輪になって水を少しずつ飲む。みんなにジュースとか飲ませてあげたいなぁ。どうにかならないかなぁ?


『森に行って果実を取ってくるのを推奨します』


 そうかぁ、森に果実がなってるんだぁ。なんか最近、知識の泉さんがさらりと私の独り言に入ってくる。便利だからいいんだけどね。


 でも果実なんて取ってきたら搾るより食べちゃうよね?


『風味づけの果実もあります』


 これは料理によさそうですなぁ。森かぁ。許しが出るかわからないんだよなぁ。実際私、小さいし。5歳だし。こっそり行ってもバレそうだしなぁ。



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