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フェリシアの魔法の物語  作者: はる
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治癒魔法と神聖魔法

 知識の泉の能力を家族みんなに話して、アンリの午後のお世話は私がすることになった。

 教会で資料に無い知識は聞かれたら私がみんなに教えることに。


 家で勉強も出来てアンリともいれるなんて良い事ずくめだよね。


 ママとパパに魔法の袋を作りたいから、腰につけれる袋を6人分おねだりしたら、雑貨屋で布を買ってママが作ってくれるって言ってくれた!


 布を選ぶ為にママと雑貨屋さんに来ている。


「どんな布がいいの?」


「やぶれにくくて、丈夫な布で作った袋が欲しい」


 ママは悩んでいたけれど、ちょっと他の布より良さそうな生地を手で触って、私に色を確認してくる。


(みんなの髪の色の茶色でいいよね。汚れも目立たないし)


「この色でいいよ!みんなの髪の色みたいでお揃い!」


 ママが笑って頭を撫でてくれた。雑貨屋の主人と必要な布の大きさと値段交渉している。


 話がまとまったようで主人が棒で布の長さを図って布をハサミで切ってくれた。


 後は腰に装着するベルトみたいなものを買って、ママンがお金を払ってくれて、ほくほく顔で店から出た。


「ママン、ありがとう!」


「え、ままん?」


「あ、間違えた!ママ、ありがとう!」


「これから作るからね。魔法を失敗しないようにしてね」


「うん!練習、頑張る!」


 嬉しすぎて呼び方間違えちゃった。

 ママンと手を繋いで帰った。夏も終わり、秋に近づいた頃だった。



 寝る前に時空間倉庫に魔力を注いで大きさを拡張して、石を使い、付与魔法の練習をして、成功率が上がった頃、ママンが袋を抜い終わってくれた。

 もう少し、付与魔法が完璧になったら袋に魔法で付与する予定。



 あと私に必要なのは移動手段!あとは怪我した時に治せる力が欲しい。


 今から秋だからポーションの材料の薬草は諦めて、魔法を覚えることにする。


(知識の泉、初めて行く場所に行ける移動手段にいいものはある?それと怪我した時に治せる力!)


『貴女は瞬間移動が使えるので、飛行魔法とランダム転移をおすすめします。飛行魔法は地道に瞬間移動で行ける範囲を広げます。ランダム転移はどこに行くかわかりませんが、確実に遠い場所まで行けます。

 怪我をした時に治せる力は治癒魔法と神聖魔法があります。両方とも病気や怪我が治せる【治癒】が使えます』


(治癒で全ての怪我や病気が治せるの?)


『魔力の送り込み方で治せます。【治癒】をする前に身体の情報を見る【サーチ】を使うと魔力のロスを抑えて効果的です』


 ダメ元で聞いてみようかなー。


(死んですぐの人は治せる?)


『治せますし、治せない場合もあります。神聖魔法の【蘇生】を使えば死んですぐの人は治せますが、魂が神のもとまで行ってしまった者、怪我で頭部や身体の損傷が激しい傷を負った者は治せません』


(死んですぐなら治せるって事!?)


『高い確率で治せます』


(身体の欠損がある人や古傷は治せる?)


 興奮で鼻息が荒い。


『多くの魔力が必要ですが、治癒で治せます』


「すっごーーい!!」


「きゃう!?」


 私の大声でアンリが驚いた!じわじわと泣きそうになっている。慌てて抱きしめる。


「アンリ、ごめんね。ねーね、興奮しちゃったんだよー。いい子いい子、泣かないで〜」


 ゆらゆら、ぽんぽんと身体をさすってあげれば落ち着いたようだ。


「ねーね」


「もう、大丈夫?アンリ」


「アン、しーしたいの」


「大変!1人で出来る?」


「できゆ!みててね!」


 危ないから後ろからお腹を抱きしめてようかな。


 アンリは穴に落ちる事なく上手にできました。ズボンと下着が穴に落ちそうだったけど。

 得意げなアンリ可愛かった〜。



 教会から帰って来たママンとねーねに知識の泉の能力で分かった、神聖魔法で【サーチ】と【治癒】と【蘇生】を覚えたら使える事を話した。出来ることと出来ないこともね。

 ママンとねーねと私は使えるからね!私は全魔法適正だから!全ての魔法に適正があるのです。


「それ本当!?」


「本当だよ!知識の泉は嘘つかないよ!」


「要練習ね!」


 ママンとねーねと私は覚える為に気合いを入れた!



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