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あの星に煌めきを  作者: そーら
序章
1/64

Prologue

 




「…お姉様。」


 その世界はとても美しかった。


 銀河のように広がる輝き。白の幻想的な空間。


 そんな世界に二人の美しい姉妹がいた。


「フフ、どうしたの?」


 姉は女神のように美しく、妹はその瞳に無限の煌めきを宿して、仲良く寄り添っている。


「お歌、一緒に歌お。」


「えぇ、良いわよ。こっちにおいで。」


 姉妹は楽しく唄を歌い始めた。


 _____♪


 世界は咲き 笑うよ 生まれたての煌めき

 強く願う ここに契る 私たちの約束


 誰もが持つその煌めきを

 忘れないでいて


 そして届く 十二の煌めき




 _____姉妹は、胸に手を当て澄んだ声を世界に響かせる。それは煌めきに溢れていた。




 そんな時、世界は突然揺れ始める。皮肉にもその景色はとても美しい。


「なに、これ。お姉様…怖い………。」


「どうなっているのかしら……。」


 怖くなった姉妹は身を寄せ合い、世界の行く末をただ見ているしかなく、その光景を受け入れる他ない。


「あっ…。」


「お姉様…っ!」


 そうして美しかった真っ白な煌めきの世界は、姉妹と共に真っ黒な海に飲み込まれてしまった_____。

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