表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

おすすめエッセイ

ホラーを書くと途中でふざけてしまう。なぜなのか。また、それは悪いことなのか

作者: 七宝

 先日『■■■展』という短編を書きました。書いたというより、作ったというのが正しいですね。最初は本気でホラーを作っていたのですが、気がついたらふざけていました。これは本当のホラーなんて作れないという自信のなさの表れなのではないかと思いまして、少し反省しております。


 今は離職中なのですが、私は仕事中も基本ふざけています。ふざける癖を無くすにはどうしたらいいのでしょうか、また、なぜ私はすぐにふざけてしまうのでしょうか。と聞いてもカウンセラーでもなければ答えられない話ですよね。


 書きながら少し考えましたが、わりと早く理由が分かりました。自分が楽しいかどうかが大事だからだそうです。だそうです、というのは自分の中にいる王様と対話をしたからです。王様は言っていました。


「君の人生の主役は誰だ? 誰が1番楽しくあるべきだ?」


 無論私です。そう、自分が楽しくなければ周りがどれだけ楽しそうにしていようと意味が無いのです。私が気を遣って小さくなったことで上司が調子に乗り、悦に浸っているような状況があったとします。私が控えることで上司は楽しそうにしていますが、私は楽しくありません。こんな世界はあってはならないのです。


 生まれた時から二十数年間私はふざけ続けて来ました。それは楽しいからです。ふざけるのは本当に楽しいんです。もちろん仕事に支障をきたすとか、人に迷惑をかけるようなふざけ方はダメです。ですが、その範疇であればむしろ人はふざけていた方がいいと思うのです。


 想像してみてください。全員が適度にふざけている世の中を。


「あびゃー!」

「うんこ!」

「血が凍った!」

「イギャァアーーーーーーーーーッ!」

「北京ダック一択だろうが! おバカ!」


 楽しそうだと思いませんか。


 失礼、話が脱線してしまいましたね。私の中の王様にもう一度相談してみます。相談しました。脳内の会話なので現実世界では1秒でも、私の中では200分の議論が交わされていました。


 ホラーの途中でふざけてしまうのは自信のなさの表れなのかどうか。王様は「否!」と言っていました。確かに、作者はいつも自信満々です。(でもね、心配性な面もあるんですよ! 1日の終わりにLINEの会話を見直して、友達に失礼なこと言ってないかなとか毎日確認してるんですよ!)


 私がホラーを書く時にふざけてしまう理由。それは「ただ私がそういう奴だから」です。どうでしょうか、ちゃんと自己分析出来ているのではないでしょうか。この結果から1つ、悲しい事実が判明しました。私はおそらく一生、完全なホラーを書くことは出来ません。人を怖がらせることより、自分がふざけているのが好きだからです。人を楽しませたい、人を怖がらせたいより、自分が楽しくありたい。と思っているからです。


 なので、今書いている全ての作品はただの作者の自己満足ということになります。私の作品に1番多く登場している単語はなんだと思いますか。もし私にファンがいたらこう言うでしょう。


「うんこ!」


 と。そうです。私はうんこが大好きです。皆さんもうんこうんこ言っていれば楽しい時期ってありましたよね。私は未だにそうなのです。自分が楽しいからうんこうんこ言っているんです。


 結論、私にホラーは書けない。

 深夜2時半だけど眠くならないにゃ(ΦωΦ)王様がまだ書けと言っているのだろうか

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ