驚き
ツミナ対シュイーツ(前編)的なところです。
講義をして一週間が過ぎた。
だが、今回ツミナから命じられるのは同じで、生徒たちの間からは不満や不安がでてきた。
そんな時にやってきた対戦授業。
「今日はペアを組んで対戦を行ってもらいます」
生徒たちの間から少し嬉しそうな雰囲気が流れた。やはりそういう訓練が好きなのだろう。
今日講義に来ていたのは奇数だったので、当然というか必然というかシュイーツが残ってしまう。
「では、シュイーツさんは私と」
ツミナはシュイーツにそう声をかけてから、一組ずつ自分が見ている横で相手をするように言った。最初のペアは男子生徒の二人組だ。
「はじめ!」
合図がなった瞬間、飛び出す二人。
がきーんっと音がなる。
そこで両者ともあることに気づく。
「あれ、なんかお前、剣重くなってないか?」
「お前も、反応はやくなってるよな?」
どういうこと? と生徒の間でざわめきが起こる。
ツミナだけはいつも通り微笑んでいる。
そしてそのまま対戦は続き、片方が勝ったところで終了となった。
他の組も対戦して能力が上がっていることに気づき、満足顔である。
そしてツミナとシュイーツの対戦。
その二人の対戦を皆が静かに見守る。
「はじめ!」
他の生徒に合図を頼んでおいたので、その合図がきた。シュイーツがツミナにかかってくる。そして剣をあわせる。
「うん、シュイーツさんも剣の重さが以前とは違う」
「毎日やってましたから。腕立て」
あてつけのようにいってくるのはやめてほしいところだ。
そして何度か剣が競り合ったあと、
「では、終わりにしましょうか」
ツミナがシュイーツにいうと、シュイーツがそれを拒んだ。
「このまま、決着まで行かせてください」
その言葉に少し驚くツミナ。
「ですが・・・」
「・・・・・・」
王族の無言の圧力にツミナが折れる。
「わかりました。いいでしょう。全力で来てください」
そこからが、本番だ――。




