学園の教師
今日は暇を持て余していたので、市場へと出かけていたツミナ。
「いらっしゃーい、みずみずしい果実はいらないかーい!」
いろいろな言葉が飛び交うこの市場でにぎやかな雰囲気を楽しむツミナ。
そこでふと立ち止まる。
「・・・・・・」
綺麗な宝石店だ。
青々しい宝石やエメラルドの綺麗な宝石をみて、皆に似合いそうだと考えを巡らせる。
「お、兄ちゃん、彼女さんにどうだい? 今ならやすいよ~」
「ははは、あいにくと彼女はいなんだ。悪いね」
ツミナはその店を離れた。
またぶらぶらと店を見ていると、どんっと背中に衝撃を感じる。
「すっ、すみませんっ」
女の子だ。制服のようなものを身に着けている。ここにある学園の生徒だろうか。
慌てて彼女は謝り、そのまま去っていた。
ツミナはさほど気にせず歩き出す。
だが、小15分ほど。
ドン
背に衝撃。
振り返ると先ほどの少女。
「おや、君は――――」
涙目の彼女にツミナは少し慌てる。
「ど、どうしたんだい?」
「う、ううう。学園に、行く道を、知りませんか・・・?」
涙目でうったえる彼女に、ツミナは案内を開始するのだった。
1
「あ、ありがとうございました!」
彼女にペコペコと頭を下げられる。
「いやいや、よかったね。たどり着いて」
「あなたのおかげです! 入学式に間に合ってよかったです」
首をかしげるツミナ。
「はい、今日はこのミガルネ学園の入学式で、私は新入生なんです」
「そうだったのか。おめでとう。じゃ、頑張ってね」
「はい! ありがとうございました!」
彼女に別れを告げてその場を去るツミナ。
その後、道を歩いているな馬車が横切り、ツミナの横で停止した。
「こんにちは。ツミナさん。また会いましたね」
窓をあけたそこにはきれいに整ったシュイーツ殿下が。
「・・・どうも」
そのままツミナが城へ連行されたのは言うまでもないだろう。
2
「それで? 返事は決まりましたか?」
「殿下、恐れながら2日しかたっていないのですが」
ツミナはシュイーツに言い返す。
「あら、2日という猶予は少なかったの? 私にとっては長いのだけれど」
そういわれてはツミナの返す言葉はない。
「お返事、きかせていただけるかしら」
「・・・・・・」
はぁ、とため息をつくツミナ。
「やらせていただきましが、本当に、戦力には期待しないでください」
実力以下の問題で、彼女の護衛につくのは彼女が気に入った者に限るのだろう。
3
頭が痛い。
この王女、何考えてんだよ、と今すぐ突っ込みたい。
「えぇ、と、つまり、今の話をまとめると、私は殿下の護衛をするために殿下の通う学園の教師になって、陰ながら殿下の護衛をすると・・・」
おかしいってぇぇ!
今すぐ叫びたい。
どうして護衛が教師なんぞにならんといかんのだ。絶対にこの人の趣味入ってるだろ。
「そういうことですね」
にこにこといたずらに笑うシュイーツ。
「・・・・・・精進します」
顔を引きつらせてツミナは返事をしたのだった。
ここにきてキャラが変更しそうなツミナであった。




