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勇者の称号を得た者が役目を終えてからのお話  作者: AMITOA
~裏切りの騎士~
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オーク討伐の依頼

 ツミナ達はパーティーを組んだ後、依頼を受けに受付にいった。

 そして次の日に冒険者ギルド前に集合、ということで解散した。






 ツミナは朝、起きてから仕度をし、冒険者ギルドに直行した。

 するとファラは既に到着済みで、準備も万端そうだ。


「では、出発するか」

「そうですね」


そうして、法国の王都から離れ、辺境の町に向かったのだった。



 国の中だが、森はある。

 辺境の町なので、そこへ行く最短ルートは森を突っ切ることだ。

 そして森の中は道が整備されていない。そのため馬車などの交通手段は使えない。

 足で、だ。


「この調子だと頑張れば夜にはつく」


ファラの言葉にツミナは同意する。

 今は森の中を走っている真っ只中だ。


「もう少し急ぎますか?」

「ツミナ殿は大丈夫なのか?」

「それなりに鍛えてますので」


見た目だけ見ると、ツミナはひょろっとした弱そうな男性。

 ファラがそう思うのも無理はない。

 だが、実際の腹筋や腕、足の筋肉はかなり鍛えてある。


「ふっ、そうか。では、スピードを上げるぞ」

「はい」


スピードを上げた2人は、夜ではなく少し早い夕方に町へと到着した。



 町に到着したツミナとファラは町の人々から歓迎と感謝をうけ、その日は宿を借りて休んだ。

 討伐は明日、行うことになるだろう。



 朝。目が覚めたツミナは宿の部屋をでて食堂へ向かう。

 オーク討伐の依頼の内に宿と食事の提供も入っているからだ。


「おはようございます」

「あ、おはようございます! 今日はオークと戦ってくれるんですよね?」


16歳くらいの少女だ。


「はい」

「頑張ってください!」

「ありがとうございます」


宿の娘さんだ。

 挨拶をしてからほほ笑んで受け答えをするツミナ。そんな彼に、宿の娘さんは頬を赤くして喜んでいる。

 やはりツミナの顔の甲かはどこに行っても健在だ。


「ん、美味しい」

「でしょ? うちの自慢料理です」


喜々としてツミナと会話をする宿の娘。


「あ、私、マーレです」

「ツミナです。よろしくお願いします」

「はいっ」


そこでツミナは朝食を食べ終わり、席をたつ。


「では」

「あっ、討伐、お願いします」

「はい、もちろん」


にっこりと会話を済ませ、ツミナはファラの部屋にむかった。


コンコンコン


「ファラさん、ツミナです。いらっしゃいますか?」


 ツミナはファラの部屋にノックをかける。が、返事はない。


「・・・ファラさん? どうしましたか?」


いらっしゃいますか、と聞いたものの部屋にはいるであろう。


「ファラさん? あけますよ」


ツミナは心配して、ファラの部屋の扉を開ける。案の定、鍵はかかっていなかった。


「・・・え?」


中に入ったツミナが見たのは、扉の近くの壁に寄りかかって座りながら眠るファラの姿だった。

投稿が遅くなって本当に申し訳ないですっ!(;ω;)

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