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さすがに三物まではもらえない

一ヶ月近く間が空いてしまって申し訳ありません。

理由については、後書きにて。


では、どうぞ。

 




 意識を失って目をさますとそこには知っている天井があった。




 えっと…、なんで意識を失ってしまったのだろうか。



 そんなことを思いながら、まず自分の状況を確認した。


 驚いたことに、体のいたるとこが包帯でぐるぐる巻きにされていたのである。



 しかし、そんな意識を失い包帯で巻かれる出来事はなかったはず。だって、ただ歩いていただけなのだから。

 どうしてそんな事になったのだろうかと思っていると、母の顔が視界に入ってきた。



「ロウ、やっと目をさましたのね。本当に目をさましてくれてよかったわ。びっくりしたのよ、王都から帰ってきたらロウが血だらになって倒れていたのだから。ユリウスの治癒魔法をかけるのが遅かったら助からなかったかもしれないわ。」



 はて……、どういうことだ。血だらけ………、そんな血だらけになったお覚えはないのだか。

 なんでそんなことになったのか、わからないから聞いてみた。



「そうなですか。ところでぼくはどうして、ちだらけでたおれていたのですか。」



「そうね。それがわかれば苦労はしないわ。だから、ユリウスがずっと原因を突き止めようとしているわ。」



 つまり、原因はまだわかってないと。




 それよりも、お腹が空いて仕方がなかった。




「おかさん。おなかがすきました。」




「まぁ、そうよね。倒れてから、一週間近く経っているのだから当たり前よね。ちっと待っててね。」

 そう言って、部屋から出て行った。



 なんと、意識を失って一週間も経っていた。




 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




 それから、3日ぐらい経って包帯が取れ、動けるくらい回復した。自分で自分自身に治癒魔法をかけたおかげでかなり早く治った。

 けど、なぜだかは分からないが完全には治らなかった。

 前と同じように完全に治ると思ったが治らなかった。




 その夜、珍しく家族全員揃って夕食を食べた。

 ここ最近両親の姿が見ていなかったらか懐かしく思えた。

 そんなに両親は、忙しかったのだろうか、と思い聞いてみた。



「みんなで、しょくじするのはさしぶりですね。」



「そうだな、ロウ。ここ最近新薬の材料集めやら王都に呼ばれるやらで、忙しかったからな。まぁ、主にわしの新薬に絡んでだったがな。はっはっはっ。」



 あんたのせいだったのか。まぁ、そのおかげシーナさん楽しいひと時過ごせたから怒るにも怒れない。ぶっちっけ、美人な母さえいればいいと思う。けして、マザコンではないが。



「そういえば、今更だかわしの自己紹介をしていなかったな。」



 本当に今更だなと思ったが、実際名前ぐらいしか、知らなかったのでいい機会だなと思った。



「わしの名はセリウス・ペルジュと言う。また、治癒魔法の使い手である。さらに、わしは結構優秀でな、よく王都に呼ばれて困ってしまう。はっはっはっ。」



 自分で優秀とか言っちゃてるよ。

 けど、やっぱり父は治癒魔法の使い手であった。



「そういえば、私もまだ自己紹介していなかったわ。私はリーエル・ペルジュというわ。治癒魔法は使えないけど火の魔法はかなり得意よ。」




「そうなんですか。おとうさんもおかあさんもすごいんですね。」




「ああ。そうなんだぞ。だからわしらの子のロウはかなりすごい魔法使いになるはずだったが………。さて、自己紹介はこの辺してロウに伝えなければならないことが二つある。」



「おとうさん、それはなんですか。」



「一つ目は、ロウの体についてだ。シーナから聞いたが魔法の本を読んでいたそうだな。それで、魔法は使えるようになったのか。」



「はい。しかし、つかえるといってもすこしだけです。」

 シーナさんばらしていたよ。やぁ、シーナさんしっかりして欲しいな。



「そうか。しかし、やはりわしらの子だけのことはあるな。その年でもう魔法が使えるようになるとは。体のことがなければわしらより、すごい魔法使いになっていたな。まあ、嘆いてもしかたないか。」



「それで、ぼくのからだはどうなっているのですか。」



「そうだな。ロウの体はたぶん魔法を使うことによって体は拒絶反応するという体質なのかもしれない。という結論に至った。これが伝えなければならないことの一つ目だ。」


 自分が倒れた原因は体質だった、ということで父は結論付けている。しかし、そうなると倒れる前の心臓の速度が変わった(確証はないけど)ことに説明がつかない。しかし、今悩んでも結論は出ないので今後じっくり考え、調べていこうと思った。



「二つ目は、ロウのこれからについてだ。ロウは体の体質より魔法が使えても使えない。残念ながら、この世は魔法が全てと言っても過言ではないぐらい魔法によって将来が決まっているのだ。そこでだ、わしがこれからロウが十二歳になるまでの五年間、剣術などを教えようと思う。」




「どうしてけんじゅつをまなぶんですか。」

 と素朴な疑問をぶつけてみた。



「いい質問だなロウ。確かに魔法と剣術は全く別のものだ。しかし魔法が使えなくとも、剣術を使い魔法の使い手を倒すことができる。いい例がわしだ。無属性の魔法を使うものは他の属性の魔法が使えない。他の魔法を使うものは大抵二属性使える。まぁ、無属性は強力な魔法が多いから苦労はしないが、わしは違った。わしは治癒魔法を使えるが、治癒魔法の使い手は非戦闘、つまり戦わないのだ。しかしわしは戦いたかった。一応わしは戦闘狂ではないが自分の身は自分自身で守りたかった。そこで、剣術の腕を磨いた。そんなこんなで、強くなったわけだ。はっはっはっ。」





 なげーよ。どんだけ熱く語ってんだよ。治癒魔法を使うのにどうして筋肉ムキムキなのかと思ったらこんな理由だったのかよ。



「そんなわけで、明日いや、明後日からトレニーングをやるぞロウ。はっはっはっ。」



「どうして、あさってからなんですか。」


「それはだな、明日はこれからのトレーニングメニューを決めるのだ。はっはっはっ。」

 と笑いながら自分の部屋に戻って行った。




「ロウ、これから大変苦労するにと思うけど諦めずに頑張りましょうね。」



「はい。いっしょうけんめいがんばりたいとおもいます。」



「ロウは、偉いね。」

 と言いながら頭を撫でてくれた。

 やはり、女性に頭をなでられるのはいいですな。(決してマザコンではない)



「そうだ。私もロウに明後日から、お勉強を教えてあげるわ。剣術がすごくても頭が良くなければ足元をすくわれかれないからね。」



「はい。わかりました。」








 自分の部屋に戻って色々寝る準備をして明日取り敢えず何をしようかと考えながらベットに入った。

 明後日から、トレーニングやら勉強やらが始まるらしいから自由に自分の時間をたくさん使えるのは明日で最後だと思う。

 そういえば、まだ父の書斎らしき部屋にあるな本を読めていなかったから読もうという結論に至った。

 もしかしたら、自分の体のことがわかるかもしれない。

 しかし、イケメンで金持ちという二物を天から貰えたがさすがに三物まではもらえなかったみたいだ。けど二物までもらえるから運はかなりいいなと思っていた。

 そんなことを考えいるうちにいつの間にか睡魔にやられていた。





 しかしまだこの頃は、自分の体の秘密を知る由もなかった。



理由について申しますと、リアルが忙しかった。の一行に尽きますね。まぁ、詳しくは話せませんが忙しかったのです。

けして、長期休暇があり遊ん「ゴホン」。


それはさておき、長い間開く前は事前に報告していけたらと思っていますのでこれからもよろしくお願いします。

また、週間更新をしていきたいと思います。

次回は、ロウの体の本当の秘密がわかります。

誤字、脱字などがあれば遠慮なく指摘してください。






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