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異世界転生

当分の間不定期更新です。

 


 知らない天井が目を開いた先にはあった。




 えっと……?これはどいうことだろうか?

 確実にトラックに引かれたのは覚えている。なぜなら、最後に見た景色が地面のコンクリであったからだ。もしかして死んでいないのか?

 かろうじて、奇跡的に、運命的に、生きていいて、病院に運ばれてきたのではないか。だとしたら、自分には運がないなんてもう二度と口が裂けても言えないだろう。



 しかし、病院にいるならば、目覚めたことを伝えなければならないと思い、呼び出しボタンを探そうとして、首を左側や右側に曲げようとしたが、


  全然首が曲がらなかった。


 え……?

 く、首が全然曲がらない?

 左右両方ずつにちょっとずつにしか首が曲がらなかった。


 しかし、当たり前といえば当たり前だ。なぜならトラックに引かれたんだからな。しかも先から全身になかなか力が入らないことから、体全体に大きな怪我をしたのだと理解した。

 当たり前といえば当たり前。右足を出して左足を出すと歩けるぐらいに当たり前のことだった。

 けれど、目覚めことを誰かに伝えたいため一度「あー」と声に出してみた………が、



 声にならない声が出た。つまり声が出なかった。

 ま、まさか喉まで怪我をしてしまったのか?

 このまま一生声がが出ないと思うと泣けてきて、涙が出てきて、しまいには、大声で泣いてしまっていた。



『おぎゃー、おぎゃー、おぎゃー、おぎゃー』


 やっと声がでたぁ………?

 おぎゃー?えっと……つまりどいうこと?と疑問に思っていると、自分の顔に左右から2つの影がさしてきて声が聞こえた。



「ロウ、心配したぞ、生まれてからすぐ、泣き出さないから。」


「そうね、セリウス、本当に心配したわ。元気に泣いてくれてよかったわ。」


「一応、もう一度[ヒール]をかておくぞ、リーエル。」


「わかったわ、セリウス」



 西洋風の顔立ちをした銀髪オールバック美男とまたまた、西洋風の顔立ちをした金髪セミロングの美人な女性が会話していたが、何を話していたかは、わからなかった。そして、二人の会話が終わった時、自分の体に暖かいぬくもりを感じて、そのまま意識を手放した。



 次の日、目を覚ました。えっと……、色々と驚いたことがあるが、整理しなければならない。



 まず、ここは病院ではなかったといこと。まぁ、薄々感じていたことだった。病院にしては、豪華すぎる天井だったし。このことについては、あまり驚かなかった。



 次に、赤ん坊に生まれ変わっていたこと。まぁ、これもあまり驚かなかった。目を開けても全体的にぼゃっともやがかかっていたし。

 銀髪の男性と金髪の女性の会話もわかんなかったし。薄々感じてはいたね。



 しかし、最後に一番驚いたことがある。それは昨日、自分を全体的に暖かくしたのは魔法であると思われる。よく漫画やラノベの中で見る治癒魔法と呼ばれるものだろうと推測を立てた。これは、正直に言って驚かされた。


 自分は、正直に言って、漫画やラノベの話は結構好きなのである。なので魔法を昨日、目の当たり、いや自分自身が体験してしてしまったのだ。


 これはもう、嬉しすぎる事態である。



 結果、まとめると魔法が使える異世界に転生してしまった。ということである。


 まぁ、察しのいい人なら昨日の意識があった時点ですぐに気づいていたかもしれない。



 そうこうしているうちに、睡魔が襲ってきた。やはり、赤ん坊の体は体力ないなと思いながら、

 またもや、昨日と同じように意識を手放した。





 ■□■□■□■□■□■





 異世界に生を受けてから、たぶん一ヶ月と一日が過ぎていた。


 約一ヶ月も過ぎればある程度のことは把握できた。


 生まれてすぐ(異世界転生してすぐ)は言葉を把握できなかったが、二週間ぐらいで父と母の会話を理解出るぐらいにはなっていた。やっぱり、赤ん坊の学習能力はすごく高いなと思った。実際自分自身でも驚いていた。なぜなら、普通は赤ん坊が言葉を理解するのは十ヶ月ぐらいと言われているのだから。

 まあ、これは転生のおかげかなと思って納得した。




 父と母の会話から察すると、大まかな家族構成は、父、母、自分の三人家族である。



 ちなみに、父の名は、セリウス・ペルジュ、母の名はリーエル・ペルジュというらしい。

 父の容姿は美男銀髪オールバックであり、かなり筋肉の引き締まった体をしていた。(年齢は三十歳前後であると思われる。)

母の容姿は美人金髪ロングヘアーであり、出ているところはしっかりと出ていて、ひっこんでいるとこは、しっかりとひっこんでいた。(年齢は父と同じくらいの年齢だと思われるが、すごく若々しく、綺麗に見えた。はっきり言って父がかなり羨ましかった。)



 自分の名前はロウ・ペルジュというらしい。容姿は、まだ動けないので、鏡などで、自分自身の姿を見たことがないが父と母の容姿から察するにかなり美男な男の子だと思う。(というかそう願っている。)



 また、メイドや執事などが数人が、家で泊まりながら働いている。





 次に、詳しくこの世界にある大陸全部はわからなかったが、自分が住んでいる大陸はハーマル大陸というらしい。

(まぁ、正直に言えばユー○シア大陸であろうが、アフ○リカ大陸であろうが、魔法が使えればどごでもいいと思えた。)







 そんなのこんなで、ここ最近はメイドのシーナさんが絵本の読み聞かせをしてくれている。シーナさんは、西洋風の顔立ちで、茶色がかった髪をセミロングぐらいにきっていて、とても美人だと思う。(年齢は二十歳ぐらいと思われる。)女の人にあまり免疫の少ない自分は、内心動揺しまくっていた。

 だって美人女性が頭を撫でながら、絵本を読んでくれるだぞ。免疫のある人でも動揺するだろう。

 本当に嬉しい〜なと思った。



 そんなくだらないことを、思いながらいつの間にかまた意識を手放していた。












最後まで見ていただきありがとうございます。

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