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何も知らない世界[2話]
晶は最近、依織に少し好意を持ち始めた。
晶は気が付けば依織ばっかり見ていた…
と言っても、席は前後なのだが。
「それにしても、この席は周りがいいなぁ。
最初に友達になった鯉田が斜め前で、戸川の親友の香栄が隣で、俺の…戸川」
なんて浮かれ過ぎてる晶なんだ。作者までアホらしくなってるぞ。自分で書いてるくせにな。
まぁまぁ…話を戻して。
ついつい顔がにやける。
そんな浮かれている時。
「仲川~?お~い」
数学の村内先生が声をかける。
そう。今は授業中なのだ。
「お前、超にやけてるぞ!好きな人の事考えてたんか!」
ドッッと笑いが起こった。晶は依織も笑ってるので、「しまった…」と思った。
「じゃあ、代わりに……戸川。この問題やってくれ。」
「はい」
そう言い、スラスラと意味の解らない(わからない)問題を解いた。
「おっ!さすが戸川!正解!」
晶は、
「戸川ってやっぱ凄い子やったんやぁ」
そう関心した。
意味の解らないの「解らない」は、わざわざそうしてあるので、決して、ゆきりんごがバカな訳じゃないですよ☆
作者の本音が本文に出ましたが気にしないで下さい(;∇;)/~~