表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/22

お父さん、ありがとう[2話]

次の日―――。

「昨日、関西空港から16時発の飛行機が墜落しました。死亡者は瀬田信宏さん、…………重傷者は……………です。」

美琴がたまたまテレビを見ていた。美琴は頭が真っ白になった。

「あの人が………」

「ママ、どーしたの?」

ありすの手を凉が握って美琴の元にやってきた。

「ううん。何でもないよ」

「涙出てるよ」

「あ………」

そう言いながら美琴は必死に涙を拭った。

「何があったの?もしかして、パパの事?ママ、教えてよ」

ありすはすぐに察知した。

「うん。ありすも凉もちゃんと聞いてね。」

「うん」

ありすのしっかりした返答。

「はーい」

凉の何も分かっていない(2歳だった為に何も分からなかった。)返答。

「実はね…パパ、いなくなっちゃった…」

「ずっといないじゃん」

凉は真顔で答えた。

「凉、いなくなっちゃったってのは……」

「まって!」

ありすが美琴の発言を止める。

「もういいじゃん!まだ凉だって2歳だよ!今、こんな事、言わなくても後々言えばいいじゃない!もうママの泣いた顔、見たくないよ!!」

ありすは自然と涙がぼろぼろこぼれた。

「…………ありす……ありがとう」


そんな凉も10歳。

もうそろそろこの話をしてもいい年頃だ。ありすは5歳であんな風になったのだから、凉も大丈夫だろうと美琴は思った。

ついに凉にも言う時期が来ましたね!

このお話を書いていて私も涙が出ました´`

次回もお楽しみに★

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ