仲の悪い友達
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:仲の悪い友達
俺は中学生。
クラスに、仲の悪い友達がいた。
でもそいつ、2学期が始まってすぐに引っ越した。
「ケッ、あいつが居なくなって清々したわ」
なんていっとき思っていたのだが、
ちょっと居なくなっちゃうと寂しい。
まぁいろいろ喧嘩じみた事をしてきた俺たちだが、
「もし仲の良い友達になれたらどうだったんだろ?」
そんなことも同時に思ったりしていた。
だから心の穴がぽっかり抜けたように、
ちょっと寂しくなったのかもしれない。
それから数ヵ月後のこと。
その友達と、ばったり街中で会ったのだ。
「よ、吉岡…」
吉岡「お、おう」
まぁ数ヶ月だから印象も容姿も変わってない。
でもなんとなく他のところに居るヤツ、
ってふうに、ちょっとだけ壁を感じたりもした。
それが逆に良かったのか。
同じクラスに居る時は喋れなかった事なんか、
その時に喋り合えたりした。
「今どうしてんだよ?」
吉岡「いや別に、これまで通りだよ」
「これまで通りって、学校変わったし、環境も変わったんじゃねぇのか?」
吉岡「まぁな」
いろいろ喋った。
どうやら吉岡は、転校先の学校で
ハミ子されてされていたようで、
前の学校…すなわち今俺が行ってる学校に
戻りたい、そう思ってた様子。
「そうなんか…」
途端に不憫に思えてきた。
吉岡は俺たちの仲間内から外へ行ったヤツ。
俺たちのクラスから出て行ったヤツ。
その仲間意識が心に芽生え、
吉岡を少しかわいそうに思った。
それから俺はそこで、吉岡と仲直りした。
これまでのことをすべて清算する勢いで、
「俺がお前の友達でずっと居てやる」
ってなことを言ってやったんだ。
恥ずかしかったが正直だ。
吉岡「…サンキュ」
そう言ったかと思うと、
吉岡は俺の目の前でスッと消えた。
「…え?…あれ?吉岡…?」
(翌日)
友達「吉岡くん、確か先週の日曜…」
「はあ!?ウソだろそれ!」
今、俺は社会人になってるけど、
あれからずっと吉岡がそばに居てくれると信じてる。
(会社の屋上で)
「…だよな?消える事もできるんだったら、また俺の前に現れる事もできるよな吉岡?」
本当の友達なら、
たとえどうなっても会いたいと思える。
俺は必ずいつか、吉岡に会えると信じてる。
今の俺の夢は、あいつと酒を飲み交わすことだ。
(※)これまでにアップしてきた作品の内から私的コレクションを再アップ!
お時間があるとき、気が向いたときにご覧ください^^
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=UqqXMJVZf6Q&t=10s
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