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君は僕の光となって 〜孤独の僕と優しい君〜  作者: ななどり


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5/32

ゲーム

 翌々日の月曜日。

 いつもより少し早く学校に来た俺は、まだ誰もいない朝の教室の自分の席に座り、窓の外で行われているサッカー部の朝練の様子を眺めていた。


 「…おはよ。」

 誰もいないと思ってた教室で、突如として俺の横から聞こえた声。寺沢さんだった。

 どうやら窓の外を見ていたら気づかないうちに登校していたらしい。

 あまりに唐突だったために、俺はかなり驚き、大きく反応した。

 「なにその反応!」

 「いや!誰もいないと思ってたから!」

 寺沢さんは俺の大きな反応を笑っていた。


 「おはよ〜水里〜」

 「よぉ西村」

 笹原さんと霧宮が一緒に登校してきて、俺と寺沢さんに声をかけた。


 「おはよ!」

 「おはよう。」

 寺沢さんと俺はそう返すと、霧宮はこう言った。

 

 「しかし土曜、楽しかったな〜」

 土曜日、クラスメイトの寺沢さん、笹原さん、そして霧宮と4人で勉強会をした。

 英語の課題を終わらせる目的で、霧宮の家で行われた。


 「優斗、結局西村くんとゲームし始めたじゃん!」

 「課題終わったんだし良くないか?」

 言い合う笹原さんと霧宮。 

 英語の課題が終わり、霧宮はゲームをやろうと提案をした。

 寺沢さんと笹原さんはゲームをする俺らを眺めていた。

「にしても西村めちゃうめーの!」

「そう…かな。」

 プレイしたゲームは、数年前に発売したアイテムを使って競うレースゲームの最新作だった。


 実は俺、最新作の発売日からオンライン対戦に潜り、ひたすらプレイしていた。

 中学では孤独で放課後に予定がなかったから放課後、毎日数時間はプレイするゲームの1つになっていた。そんな歴があるから、自分でも確かに上手いんじゃないかなと思う。


 「今度…みんなでやりたいな…その…見てたら私もやりたいなって…」

 寺沢さんが予想外すぎる提案をしてきた。

 俺と笹原さんはそれに少し驚いた顔をしていた。


 「近いうちにやろうぜ!ゲーム機1つで4人までできるし!」

 霧宮は笑顔で答えた。


 「まぁ…水里が言うなら…やり方教えてね。西村くん…」

 「俺じゃねーのかよ!?」

 そんなやりとりをする笹原さんと霧宮。


 クラスメイトとの、新しい学校外での約束ができた。

 まさか俺の大好きなゲームを、クラスメイトと、そして女子とも一緒にやることになるとは思わなかった。


 寺沢さんと友達になって、そこから笹原さんや霧宮とも友達になり、グループワークや休み時間に話したりなど、少し前の俺は高校生活がこんな感じになるだなんて思ってもいなかった。


 友達のいる学校って、こんなに楽しかったっけ。



 「よーし席につけー」

 黒板の前に担任の近藤先生が立つ。



 また1週間の学校生活が始まる。

 中学の頃から数年間孤独でいたことにより忘れていた、友達と楽しむ学校生活というものを、俺は精一杯 楽しみたいと思う。


青春だな…

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