表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
洛中楽Guys ー若き絵師たちの肝魂ー  作者: 林海
第一章 まずは、我らのことなどを
2/118

登場人物

狩野家の人々


狩野かのう 永徳えいとく

 狩野派四代目。

 永徳(えいとく)は法号。名は源四郎(げんしろう)

 祖父の画才を受け継ぎ、細かく緻密なものから、雄大で豪快なものまで幅広く描いた。

 二十三歳にして関白近衛(このえ) 前嗣(さきつぐ)(のちに前久(さきひさ)と改名)邸の障壁画を描く。

 狩野派の棟梁として織田信長の安土城、豊臣秀吉の聚楽第、大坂城などの障壁画を描いたが焼失し現存していない。


 洛中洛外図(らくちゅうらくがいず)は、将軍足利義輝(あしかがよしてる)の下命により描きだしたものの、完成前に義輝が三好義継(みよしよしつぐ)松永久通(まつながひさみち)らの軍勢によって殺害されたため、そのまま源四郎の手元に残った。

 その後、この洛中洛外図は、織田信長によって上杉謙信に贈られる。



狩野かのう 元信もとのぶ

 狩野派二代目。

 室町幕府の御用絵師、狩野正信(まさのぶ)の息子。源四郎の祖父。

 父正信の画風に加え、漢画と大和絵の技法を取り入れ、狩野派の画風の完成させた。

 また、漢画を「真」「行」「草」の三種類の画体にまとめ、これを弟子たちに手本として学ばせて、狩野派として大量作画できる仕組みを作った。



狩野かのう 松栄しょうえい

 狩野派三代目。源四郎の父。名は直信(なおのぶ)、通称は源七(げんしち)

 父と子に比べ、華々しい作品は残さなかったと言われるが、宮廷や公家と交流を深め、狩野派の受注の基礎を作った。

 腹芸では、狩野家で並ぶ者はない。

 作画は父の様式を忠実に受け継ぎ、柔かく温かみのある作品を残した。


狩野かのう 宗祐そうゆう

 狩野 松栄の弟。後に前島 宗祐(まえじま そうゆう)と改名し、後北条氏に仕える。

 狩野 元信の画風をもっともよく受け継いでいる。



狩野かのう 宗秀そうしゅう

 源四郎の弟。八つ年下。名は秀信(ひでのぶ)


小蝶こちょう

 源四郎の腹違いの妹。

 松栄がどこかの女に産ませたと源四郎は聞いている。

 狩野の家に引き取られている。




狩野の派、工房の人々


長谷川はせがわ 等伯とうはく

 能登国・七尾の仏絵師。初期の名は信春(のぶはる)

 本格的な上洛の準備として、金を貯めては狩野派の画風を学びに短期の上洛を繰り返している。

 後には長谷川派を打ち立て、狩野派に対抗する存在となる。

 画才は源四郎を超えるものを持つ。




雲谷うんこく 等顔とうがん

 肥前国津郡能古見城主、豊後守原直家ぶんごのかみはらなおいえの子。名は原直治(はらなおはる)

 狩野派の画風を学びに、短期の上洛を繰り返している。

 上洛後、狩野松栄の弟子となる。絵にとどまらない、多彩な才能を持つ。




京の方々


近衛このえ 前嗣さきつぐ

 後の近衛 前久(さきひさ)

 五摂家筆頭、従一位・関白。上杉謙信と盟約を結ぶ。

 源四郎の最初の仕事である、近衛邸の障壁画を発注した、

 なお、鷹狩りを通じて織田信長と親交を結び、松平氏から徳川氏への創姓に関わり、羽柴秀吉を関白にするために猶子(養子)とした。



足利あしかが 義輝よしてる

 第十三代室町幕府将軍。

 源四郎が絵師として生きることを決定づける。

 長尾景虎(ながおかげとら)(後の上杉謙信)の上洛を促すための贈りものとして、洛中洛外図を源四郎に依頼する。



武将の方々


織田おだ 信長のぶなが

 近衛 前嗣の鷹狩りの友。

 上杉謙信に洛中洛外図を贈る。死蔵されることになりかねなかった洛中洛外図に日を浴びさせることで、源四郎がこの物語を語るきっかけを作った。



長尾ながお 景虎かげとら

 後の上杉 謙信。

 朝廷、幕府でもっとも期待されている戦国武将。

 軍神と呼ばれるほど合戦に強く、義に厚い。



三好みよし 長慶ながよし

 有力大名。

 主筋にあたる細川家を崩壊させ、京での勢力争いに明け暮れている。



松永まつなが 久秀ひさひで

 三好 長慶の家臣ながら、主君を凌ぐ力を持つ。

 織田 信長から、「この老人は、天下に名を轟かす三つの悪事を犯した」と評されるほどの政治的豪腕を示す。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ