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74<村で一番広い畑>

前回のあらすじ

彼はソフィアお嬢様にデートに誘われた。

ソフィア「確かにある意味では貴方は極悪人ね。さ、そんなことより、行きましょう?ジョン。」


ソフィから握られた手に力が込められた。どうやら手を離す気はないようだ。


「よろしくお願いします。ソフィアお嬢様。」


ソフィア「・・もう。酷い人。」



ソフィア「まあ、知っているとは思うけど、ここは村長の家ね。」


彼からは村長さんが庭で盆栽を弄くっているのが見える。シンディは不在なようだ。


ソフィア「今はあまり他の女性のこと考えないでくれない?」


「何故俺の考えが分かった?」


ソフィア「女の勘よ。」


「・・・おお、怖・・。」


ソフィア「何か言った?」


「・・コホン。野猿を警戒するのは人間の本能故、許して欲しい。・・・・ウキキ?」


彼は意図的に作った真顔で猿真似をする


ブフッ!!


彼の隣で金髪ロングの女性が吹き出した。


ソフィア「もう、真面目な声で笑わせないでよ。」


ソフィアはキョロキョロし始めた。


「ソフィ?どうかした?」


ソフィア「何処から案内しようか迷ったけど・・まあ、適当に回りましょう。」


ソフィは彼の手を引く


ソフィア「で、ここがフランツの家ね。家具や農具の整備とかをしているわ。」


フランツは茶髪の男性である。


フランツ「ん?ソフィアと狐男・・ジョンか?どういうことだ?」


工房で家具の整備をしていたフランツに話しかけられた。


「ソフィには村の中を案内してもらっています。。」


フランツ「え!?え~~~!?根暗女が案内!?」


ソフィア「フランツ、根暗女とはどういうことですか?あの事バラしますよ?」


冷たい声が彼の右側から聞こえてきた。


フランツ「あ、いや、済まなかった。今のは忘れてくれ。アレだけは勘弁を。」


ソフィア「宜しい。さ、ジョン、次に行きましょう?」


「ああ。」


ソフィア「気になります?」


「とても興味はあるけど無理に聞こうとは思わないよ。ソフィ。」


ソフィア「どうして?」


ソフィアは静かに問う。


フランツ「お〜い、いちゃつくなら他所でやってくれ。」


「別にいちゃついてはいないです。」


ソフィア「もう。良いところだったのに。」


「ソフィ、次の場所を案内してくれないか?」


ソフィア「そうね。」




2人はシグルドの居酒屋の前に通りかかる。


ソフィア「ここはシグさんとシアさんの居酒屋兼食堂ね。」


「ああ、ここは以前ランチに利用したことがある。あ、そういえば・・。」


ソフィア「どうしたの?何か聞きたいことある?」


「あの二人はどういった関係なんだ?幼馴染であるのは知っているけど。」


ソフィア「ん〜、もう数年は同棲はしているみたいだけど結婚はまだね。」


「なるほど。結婚しない理由とかは知ってる?はた目にはとても仲よさそうに見えるけど。」


ソフィア「この甲斐性なし。」


低い声が彼の隣から聞こえた。何故かソフィアは彼を凝視している。


「え?」


ソフィア「と、以前シアさんは愚痴をこぼしていたわ。・・さ、次に行くわよ。」


彼はあまり深く考えないことにしたようだ。


ソフィアは無言でとある青い屋根の家を通り過ぎようとした。


「ここは?」


ソフィア「・・・・。はあ。気がついてしまったのね。」


「言いづらい処?」


ソフィア「赤髪の変態の家よ。」


「確かイェンスだったっけ?」


軒先に女性物の下着も干してあるように見える。


「ところで彼は結婚しているのだろうか?」


ソフィア「彼は独身よ。」


「そうか。深くは聞かないでおく。」


ソフィア「そうしてくれると助かるわ。あと・・。」


「ん?どうしたの?」


ソフィア「あと見せるとしたら・・フ、フリッツの家ぐらいだけど見たい処ある?」


「そうだね〜。剣の訓練が出来るような空き地とかないかな?できれば人目につかない処がいいかな。この一週間は部屋の中でやってきたけど出来ればもっと広いところでのびのびとやりたいなと思ってさ。」


ソフィア「何もない村だから空き地ならそこらにあるけど。人目のつかない処?」


「ああ。俺は戦闘用の加護が有る訳ではないから本職の人に見られると恥ずかしいんだ。良いところはないか?この一週間表通りから探したけど良い場所が無くてね。」


ソフィア「ん〜、まあ、とりあえずフリッツのところを案内してから行ってから考えるわ。」


「ああ。お願いする。」


彼らがしばらく歩くと見覚えが有る大きめの畑の脇に通りかかった。


「この畑は?」


ソフィア「ここは村長さんの畑ね。まあ、仕事がない人に貸してたりするから実質的には村共有の畑って感じね。農業をしたいの?」


「そういう訳ではないけど、この村に来た時にバケネズミ狩りをしたから少し気になったんだ。」


ソフィア「え?あれをしたのはジョンだったの?」


「ああ。意外だったか?」


ソフィア「貴方は泥臭いことしなさそうだから意外。」


「君の中の俺のイメージについて詳しく聞きたいところだな。」


ソフィア「そうね〜。夜の街で女の子侍らしながら遊び回っているイメージ?」


「一つだけ言わせてほしいが・・俺は人間の女性と付き合ったことはないんだ。」


ソフィア「・・・!そうなの?え?じゃあ、女の子と二人きりでどこかに行ったこともない?」


「ああ、もち・・」


とある洞窟で現剣聖の護衛をした男がどこかにいた。


「・・・ろんだ。」


ソフィア「ん〜、怪しいわね〜。ってここがフリッツの家よ。」


フリッツの性格を表すのか特に特徴がない藁葺屋根の小屋が畑の脇にあった。


「へ〜この広い畑はフリッツのだったんだな。」


ソフィア「そうよ。この村で一番広い畑ね。」


「実はこの村に来た時、仕事としてフリッツの畑仕事の手伝いも候補に入れてたんだ。」


ソフィア「へ〜、常に募集してるみたいだけど、ここ数年はフリッツ以外がこの畑に居るのは見たことないね。」


フリッツ「狐男・・・新入りとソフィアか何しているんだ?」


いつの間にか畑の主が近くにいた。

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