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俺も私たちも  作者: 五嶋 月
【第1章】5人のYouTuber
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【第6話】頼れるJK『横川夏海』

「え?ゆたっち?何、話って。」

まずいことになった。



「なんでもない、先行っててくれ。」

「そんなこと出来るわけないじゃん。」

「なんかあるなら言ってよ。」


「そう言われても…」


「おい、お前夏海とどういう関係だ?

彼氏と彼女か?さっきの話聞いてたか?もう許さんぞ。」





「ちょっと待って。

君が誰かも知らないし、何が起きたかも知らない。」

「だけど、ゆたっちは大事な友達なの。」

「たしかに、まだあって2日目。だけど、友達。」



「お前、もう既にゆたっちって呼ばれてんのかよ。

てかゆたっちってお前YouTuber気取ってんのか?」

「YouTuberですらない、陰キャは夏海に近づくな。」


「本当に誰?」

「もうやめて。」



「今日は仕方ねえ。ただ次はもうない。」

耳元で言われた。



「夏海、ありがとな。」

「困ったときはお互い様です。」

「また何かあったら言ってね。ゆたっち!」



「てか、さっきもそうだが、ゆたっち呼びだと変に怪しまれるだろ…。」

「いや、私はゆたっちって呼び続ける!」


「全く困った。」


冬乃に夏海。

初めてこんな女子と喋った。

今まで恋愛に無頓着だった俺だが、初めてなんか胸がドキドキしていた。ただ、これは恋愛のドキドキではないだろう。ただ単に初めてのことで変な感情を持ってしまっただけ。あとまともに話してないのは春花と秋奈。






この4人と出会えて本当に良かったのだろうか。

今でも妻とそんな話をする。

春花、夏海、秋奈、冬乃。

まさかこの4人の中の1人と一生一緒に過ごすことになるとは。

中学まで恋愛すらしたことなかったのに。









「ゆたっちー!行くよー!」

「おっけ。」

俺は色々な感情を抱きながら、教室へと向かった。

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