表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
The Secret Super Girls〜心を救うヒーローはいかがですか?~  作者: CHIKA(*´▽`*)
ゲームセンター狂想曲~神隠しの謎を解け~

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

17/24

あなたは超常現象を信じる? 私は信じる。でも怖いからそういうのは基本的に見ないにゃん

 話の内容はこうだ。ことの始まりは、二日前の夜11時半ごろ。

 平日は12時前までしか開けていない。閉店の準備を従業員や、アルバイトの人と共にしていた。



 そして12時となり、全員居るかどうか点呼をしていた時だ。

 アルバイトが一人、居なかった。

 その一人は、どちらかと言うと真面目な方ではなかった。勤務をしている時は、不真面目ではない。でも報連相を怠ることが多々あった。



 とは言えど、急に何も言わずに帰る、なんてことはなかった。

 すぐに従業員、全員で彼を探した。



 一階、二階、三階と思いつく限りの場所は探した。でも見当たらなかった。

 とりあえず今日は遅いから、ということでその日は解散となった。

 


 次の日の朝になっても、彼からは何の連絡もなかった。

 ゲームセンターはあれだけ探してもいなかった。



だとすると、そこを出てから何か事件に巻き込まれたのではないのだろうか。

そんなにうじうじ考えても仕方ない。まずは彼の保護者に聞いてみようと思い、電話をかけることに。



 すぐに繋がり、彼の母親が出た。

 当の本人のことを聞いてみると、バイトに出かけてからまだ一度も帰って来てない。連絡も何もなくて現在に至る、と。



 これはただ事ではない可能性の方が高そうだ、となり警察に連絡するように言った。

 彼のことは心配だけど、とりあえず警察に任せるとしよう。



 自分は今日もお客様の為に、ゲームセンターを開かなくては。

 ということで、ひとまずいつも通り開店させた。



 店員たちにもきちんと事情を説明した。

 みんなまだ心配はしていたけど。




 夜11時半前。事件は起きた。少し記憶があやふやで覚えてない部分もある。

 いつの間にか気を失っていて、気がつくと誰も居なかった。お客様も従業員も。



 自分しかその場に居なかった。人気も何も感じることはなかった。

 どの階を探しても、見当たらなかった。



少しパニック状態になっていたから、細かく探せていない所もあったかもしれない。

 とりあえず閉店の準備を急いでして、逃げるように帰った。そして今に至る、と。





「もう一回、店の隅々まで探そうと思います。もしそれでも見つからなかったら、夜7時にまたここに車で来ます。もし見つかったら連絡します。連絡がなかったら、さきほど言った通りのままでお願いします」



「分かりました。早く無事に見つかると良いですね」

「お気遣いありがとうございます。それではこれで失礼します」

 そう言って礼をすると、穂山さんは出て行った。




「にしても神隠しかぁ。確かに普通の人なら信じがたいお話よね」

「ですね。私も本当にこんなことってあるんだって驚いてます」



 ほのかさんが時計をチラッと見た。時刻は9時15分を示そうとしていた。

「にしても、めっちゃ時間余っちゃったね~。あっ、そーだ! 雪ちゃんっ」



「どうかしましたか、ほのかさん」

 ほのかさんが私の手を握った。

「雪ちゃんの高校って校則緩い?」

「へっ?」



 何でそんなことを聞くのだろう。私の学校の校則は緩い方だ。

髪の毛も金髪とかピンク色とかそこまで派手じゃないのなら、染めてもOKだし、着崩すのも大丈夫だ。



「それに今から空いてる?」

 まさかの連続質問。特に何も予定は入れていない。

 今日は一日かかる可能性があると思い、そうしたのだ。



「特に何も予定はないですけど……それがどうかしましたか」

「そっか、そっか~。ならさ」

 そう言うと私の手を放し、くるりと一回転した。



「一緒にお買い物しないっ?」

 そして軽くウインクをした。

「雪ちゃんのイメチェン大作戦っ。もちろん無理強いはしないよ。どーかな」



 思考や中身を変えるのも大事だけど、見た目を変えるのも新たな試みで悪くない。

 今まで着ていたファッション以外に挑戦するのも、また新しい何かが見えてくるのだろう。



「大丈夫ですよ。それでは今日は改めて、よろしくお願い致しますね」

 こうして私の土曜日は幕を開けたのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ