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薬には気をつけましょう  作者: リンカ
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前編

まだ前編なのでお腹を壊すシーンと我慢シーンしかないです。


おもらしの場面は後編あたりだと思います。


また、こういうジャンルをかくのは初めてなので至らない点は大目に見てくださると助かります。

「う~…」


自宅にあるニ階のトイレの中で唸っているのは、川本千秋という高校3年生の少女だ。彼女は受験のストレスか、普段はめったにしないはずの便秘になっていた。お腹をさわれば明らかに膨らんでいる、という程度には溜まっていた。そのせいでお腹が重たく感じ、身体全体も重く感じてしまい、受験勉強に手をつけられなくなっていた。


「はぁ~…どうしよう…」


千秋は元々便秘をする体質ではないので、薬は使ったことはない。幼少の時に一度、どうしても出なくて、浣腸をしたという経験がある程度だった。しかもその時の記憶は全くと言っていいほどない。だから、千秋は母に相談するか悩んでいた。母は逆に便秘体質らしく、たまにだがトイレに籠っていることがあるので、母に行って薬―下剤でも貰おうと考えていた。


―まぁ、お腹痛くなるのはイヤだけど、出しちゃわないと苦しくなる一方だし…


トイレから出た千秋は母の所へ行き、相談をした。すると、母はあっさりと承諾し、コーラックというピンク色の小粒の下剤2錠とコップ一杯の水を渡してくれた。何でも、まだ朝だし、明日も日曜日で学校は休みだから仮に効きすぎても大丈夫だろう、とのことだった。千秋は母にお礼を言ってその場で飲んだ。


・・・


千秋が薬を飲んでから3時間程たった。だがまだ下剤の効果は現れないようだ。だが千秋は気にせず勉強をしていた。そして休憩をとることにしてスマホを手に取る。


「まぁ母さん曰く、最低でも8時間後にしか効果は出ないって言ってたし、もう少し休憩して勉強しとこ。お腹痛くて勉強どころじゃなくなるかもしれないし」


千秋は30分程休憩を取ったのち、再び勉強を始めた。


・・・


千秋が勉強にいそしんでいる間、彼女の母は買い物に出かけて帰ってきたところだった。買い物袋からあるものを出す。それはオムツだった。そう、もし千秋が下剤の効果が続いたまま寝ることになった時用に買ってきたのだった。千秋の母は自分もかつてコーラックを飲んで同じような事になったから、娘が同じ事になった時に対処できるように、と容姿していたのだった。


「ふふ、あの子は真面目だからね。まぁ私に似て不真面目なところもあるし根は詰めすぎないみたいだけど、それでも受験が近いしね」


そう言って買ってきたオムツを何時でも取れるように、とニ階のトイレの戸棚にしまった。


・・・


千秋が薬を飲んでから10時間がたっていた。現在時刻は午後8時。晩御飯を食べ終わってのんびりしているところだった。千秋は母から寝るまでに効き目が切れなさそうだったらオムツをはいて寝るように、と言われていた。千秋としてはオムツをはくのは恥ずかしかったが、ベッドの上でお漏らしをしてしまうのだ嫌だったので、母の言った事を聞くことにした。


千秋は気になってお腹に手を当てていた。すると、その思いが通じたのかは分からないが、千秋のお腹から


グルルル…


と、腸の奥が動く音がしたのが聞こえた。千秋としては午前中と午後を使って今日のノルマ分の勉強を終わらせておいてよかったと思っていた。


「やっと、効いてきたんだ…」


ベッドから起き上がって部屋の扉の前でウロウロし始めた。明確に便意が来た時にすぐにトイレに行けるようにするためだ。


グルル…ギュルルルッ…!


お腹の音が大きくなった。それと同時にお腹の右側から左側へ、便を送るために腸が動くのを感じた。痛みはまだ少し痛い、という程度でまだまだ余裕があるように思えた。が、次の瞬間。


グギュウウゥウゥ…!!!


お腹全体がメチャクチャになったのではないか、と思えるほどの腹痛が千秋を襲った。


「ううっ…いっ…たぁ!」


予想外の痛みに、千秋はその場にしゃがみこんでお腹を押さえた。だが、そうするだけでは痛みはほんの少ししかマシにならない。このままでは漏らしてしまうと思った千秋は立ち上がろうとした。だが、一度薬によって活性化された腸は、あまり間隔を開けずに腸全体を動かす。そのたびに声にならない悲鳴を上げる千秋。


ゴロロギュルルル~!ゴポポポ…!


千秋は今すぐトイレに行きたいという欲求が強くなるが、腹痛のせいでべたり、と床に座り込んでうずくまってしまった。痛くて痛くて生理的な涙が目元にたまる。


―痛すぎるよぉ…!こんない痛いなんて…!動けない、よ…!


目を強くつぶって、腹痛に耐えている千秋。と、そこでついに便が直腸に達したのだろう。お尻の穴がヒクヒクして今にも出てしまいそうな便意が千秋を襲う。が、いきなりだったため、つい肛門に入れる力を弱めてしまった。


ブゥ~~~!


出たのはおならだった。かなり臭く、肛門が熱く感じるほどのものだった。


「いたいいたいいたい!!」


千秋はなんとかトイレに向かおうと決心し、なんとか立ちあがった。

と言うことで前編でした。


次回は我慢シーンがあってのトイレでの排泄シーンです。お楽しみに。


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